2020年12月30日(水)

2020年を振り返る

そろそろ一年を回顧しなきゃとは思うものの、なかなかその気になれない。

今年は新型コロナウイルスの年だったが、そのコロナが一向に終息せず、

むしろますます脅威を増しているため、年が終わる実感がないからだ。

そうは言っても、暦の上では明日で2020年が終わってしまうのも事実。

ここでは分野ごとに簡単に今年を振り返りまとめておこう。

 

アイドル

今年は乃木坂が下り坂になった年だった。

原因はいくつかあるだろうが、私は楽曲の質の低下が大きいと思う。

「楽曲の切れ目が縁の切れ目」というユダヤの格言の通り、私の心も少し離れた。

一方で、久保史緒里さんが中心メンバーの1人に昇格したのは嬉しかった。

早川聖来さんをはじめとする4期生の魅力に開眼できて楽しい時期もあった。

 

乃木坂以外のアイドルとはほとんど縁がなかった。生で見れたのはelfin'だけ。

今年の活躍を期待していた@onefiveや821は目立った活動がなかった。 

NiziUブームには一応乗れたが、楽曲が好みじゃないので半乗りにとどまった。

 

そんな中、一条の光はlovely2だった。特に山口莉愛さんには、村田万葉さん以来の

アツい気持ちを抱いた。ラブパトパープル・紫原サライというキャラクターに

助けられた面は大いにあるが、純粋にアイドルとして見ても非常に可愛かった。

 

概して言えば、アイドルへの興味が漸減した一年だった。それでも別に焦らず、

特に対策は取らなかった。後で振り返れば、転機の年だったと思うかもしれない。

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今年はベストセラーが生まれなかった。家にいる時間が長かったので、

多くの人が古典を読んだのではないだろうか。私もそうだった。

平家物語」「方丈記」「おくのほそ道」「カラマーゾフの兄弟」「こころ」

舞姫」「金閣寺」「中世」などを読んだ。「源氏物語」は挫折した。

色々読んで思ったのは、「やっぱり三島由紀夫は最高だ」ということ。

記念に三島由紀夫全集(16巻)を買った。人生初。高かった。

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今年一番面白かった小説は、横山秀夫の「64」だった。これも一種の古典だが、

面白さと完成度の高さに驚いた。同じ作家の「クライマーズ・ハイ」も面白かった。

エンタメ系では他に川越宗一の直木賞受賞作「熱源」が面白く感動的だった。

海外小説では「オーバーストーリー」が傑作。しかしあまり面白くはなかった。

現代日本文学はほとんど読めなかった。高尾長良の「影媛」は良かった。

ノンフィクションもほとんど読めなかった。中公新書の「佐藤栄作」が面白かった。

 

ミュージックビデオ

今年は新型コロナウイルスの影響でライブ活動が大幅に制限された。

そのためどのアイドルもアーティストもオンラインでの活動にチカラを入れた。

その中には、リモートコラボ動画などの実験的な試みもいろいろあった。

とはいえ、そうした新しい試みのほとんどは私には退屈だった。

普通のミュージックビデオの方がずっと良かった。そして良いMVは多かった。

特に良かったMVは以下の通り。

 

・しあわせの保護色(乃木坂46

・Endless Night (DREAMCATHER)

・We Two  (Aimer)

・Easy to Smile(鈴木愛理

・あなたがいることで(Uru)※スタジオライブの方

・君に見せる景色(清原果耶)

・OiSa(ばってん少女隊

・pray(赤い公園

・Buddies(櫻坂46)

・Porcelain(青葉市子)

 

マイベストは、楽曲だけなら「pray」、映像だけなら「OiSa」、

楽曲と映像の総合点なら「Porcelain」。いずれも優れたMVですが、

再生した回数が一番多かったので、今年のベストMVは「pray」に決定☆


赤い公園「pray」Music Video

 

第62回日本レコード大賞はLiSA「炎」

大方の予想通り。大ヒットしてる曲だから順当ではあるけれど、

 できればクオリティ重視でUruさんに授賞して欲しかった。ちと残念。

(注:Uruは大賞にノミネートされていない。その代わり特別賞を受賞した。)

 

なお、乃木坂46は「世界中の隣人よ」を歌った。

なかなか良いパフォーマンスだった。動画あがったら貼ります。 

 


乃木坂46「世界中の隣人よ」第62回 輝く!日本レコード大賞 2020年12月30日