世界は無極化に向かう?

昼間Foreign Affairsのサイトを覗いてみたら、面白い見出しが目に入った。
「The Age of Nonpolarity」。直訳すれば「無極性の時代」。
21世紀の国際秩序は多極化というキーワードで捉えるのが一般的だが、
この論文では、これからの世界秩序は多極(multipolar)化ではなく
無極(nonpolar)化の方向へ向かうだろうと予測されている。
ざっと読んだせいか、多極化と無極化の違いはあまりよく分からない。
また基本的にアメリカ中心の視点で書かれているため、主旨が今ひとつピンと
こないのも事実。とはいえ、外交評議会のプレジデントが書いた論文となれば、
今後それなりの影響力を持つことが予想される。
多極化も無極化も実際は大して変わらないんじゃないの?という気もするけど、
根本的に違うかもしれないとも思える。この問題は、私が約1週間前まで
所属していたヲタ業界の言葉で言えば、「軸ありDD」と「軸なしDD」の
違いに相当すると考えられるからだ。私もかつては長谷部優ちゃんという
強力な軸をもつDDであった。しかし諸般の事情により優ちゃん推しを
断念してからは、やむを得ず軸なしDDに転向した。この2つは同じDDでも、
かなり中身が違っている。軸ありDD活動が充実感をもたらすのに対し、
軸のないDDは気楽ではあっても本質的に虚しい活動である。その虚しさに
耐え切れなくなったことが私のヲタ引退の主要な原因の一つでもあった。
そう考えると、無極化世界は虚無が蔓延する恐ろしい世界となる可能性が高い。
軸なしDDの虚しさはヲタ卒業によって一応解消されたが、無極化世界の
虚しさにはどのようにして対抗すればよいのだろうか。ここはやはり、
Buono!鈴木愛理嗣永桃子を軸にしたDD活動に復帰すべきなのだろうか。
ことが世界秩序に関わるだけに、悩ましい問題である。世界も納得。