2011年を振り返る:まとめ篇
今年はアイドルブームで、アイドルシーン全体に非常に活気があった。
良い楽曲がたくさん発表され、テレビや雑誌にアイドルの顔があふれ、
アイドルイベントも全国各地で毎週毎週、多数開催された。
我が国史上最高の盛り上がりだったと見てまず間違いないだろう。
その盛り上がりに乗って、自分のヲタ活動もおおむね快調だった。
と言いたいところだけど、実際はそうでもなかった。むしろ、
今年ぐらいヲタ活動の難しさを感じた年もなかったように思う。
難しかった最大の理由はK-POP。「ジェットコースターラブ」のMVを見て
KARAにハマり、韓国アイドルと日本のアイドルの壁が自分の中で消えた。
それによって、商品としての完成度の高いK-POPアイドルに比べて、
日本のアイドルの未熟さが目に付くようになり、そこに不満を感じる
ケースが増えた。一方、K-POPの方はあまりに商業的すぎる点が不満だった。
いつしか二重スパイのような心理になってしまい、リアリティ対クオリティ
という価値観の対立なども抱えて、色々と考え悩むことが多くなった。
もう一つ、ローカルアイドルの台頭によって、自分の遠征力の無さを
再認識させられたのも苦しかった。やる気(情熱)が不足しているため
高い出費に耐えられない、という現実に直面するのは辛いものがあった。
そんなヲタ活動の難しさをやわらげてくれたのが、廣田あいかさんだった。
唯一無二の個性、多彩な表現力、豊かな感受性、優しさや思いやりなど、
深く広い魅力で、私の心をとらえて離さなかった。エビ中人気の上昇に伴って
ファンも増えてきたため、気楽に応援できるようになったのも有り難かった。
欝気味な気分が、ぁぃぁぃに会うときれいに晴れることが一度ならずあった。
ぁぃぁぃがいなかったら、もっと早くヲタ引退に追い込まれていたかもしれない。
ぁぃぁぃ以外に推しは作らない。ぁぃぁぃを自分の最後のアイドルにする。
一途にそう決めたため、貴重な出会いのチャンスを逃した面もあった。
川上桃子さん、奥仲麻琴さん、吉川友さんなどなど、仲良くなりたい
アイドルは何人もいたけど、結局どのアイドルとも関係を築けなかった。
Fairiesにも個人的に応援してみたいコがいたけど、実行に移せなかった。
ぁぃぁぃ一途の代償としては小さいと思えるものの、残念は残念だった。
アイドルシーンの活性化と、自身の体力・気力の衰えという条件の下で、
あれこれ思い悩みながらヲタ活動をするようになったことで、自分の志向や体質、
長所や短所や限界などが今までより明確に見えてきたのは不幸中の幸いだった。
そうして得た自己認識を、うまく来年の活動に繋げていければと思う。
最後に、今年とくに印象に残ったアイドルを10人だけ挙げておきます。