今日のあまちゃん(17話)

今日はとても良いシーンがあった。
アキとユイが学校の帰りに駅のホームで2人で語り合う。
東京に強い思い入れを持つユイと、東京人ゆえその思い入れを
理解できないアキ。その対比が非常にうまく描かれていた。
特に印象に残ったセリフを一部書き出しておきます。

アキ「なんでそんなに東京にこだわるの?」

ユイ「・・・え?」

アキ「あ、ごめん。私もお兄さんと一緒で、東京から逃げてきた負け犬だから。
でもね、わざわざ東京行かなくても、ネット使えば欲しいものたいてい買えるし、
もう東京も田舎も変わんないって感じするけど。」

ユイ「ネット使えば欲しいもの買えるとか、田舎も東京も変わんないとか、
私は言えない。そんなの田舎者の負け惜しみだもん。自然がいいとか、
海がきれいとか、東京から来た人が言うのは分かる。でも私は言えない。
だったら都会が好き、私は。ビルが好き。地下鉄が好き。ネットカフェが好き。
行ったことないけど。」

「だから行きたい。この目で見たい。地方出身者でも、同い年のコとか、
年下のコとか、全然頑張ってるし。チャンスがあれば明日にでも出て行きたい。
あたしはお兄ちゃんとは違うの。行ったら絶対帰って来ないんだ。夢があるから。」

その夢とは「アイドルになること」。それをユイはアキに打ち明ける。
アキはそれを聞いて信じられない思いで、思わず口を半開きにしてしまうが、
ユイが本気であることを知って、なんとか「いいと思う」とだけは言った。

客観的に見て、演技力では橋本愛の方がだいぶ上。顔がきれいすぎるため、
アイドルに憧れる田舎の女の子には見えないというハンデに打ち克って、
リアリティのある芝居をしていた。本人としても会心の演技だったのでは。

いずれにせよ、能年玲奈橋本愛が絡むシーンは、今のところこのドラマの
最大の見所と言える。多分もうひと山かふた山はあると思うので、期待しよう。



かなーり雰囲気の良い駅。いつか行ってみたいな。できればぁぃぁぃと☆


東京への思いを真剣な表情で語るユイ。横山由依ではありません(笑)


アイドルになりたいというユイの告白を聞いて驚くアキ。高城亜樹ではありません(笑)