恋するハローキティ@青山円形劇場

自分は今日が初日。今夜は疲れてるので詳しい感想はまた明日にでも。
以下、長めの備忘メモ。
・予想よりずっとシリアスで、長丁場で、そして感動的な芝居だった。
・キティ役の真野ちゃんはあり得ないほど可愛い。そして演技もうまい。
S/mileageをはじめ真野ちゃん以外のキャストもみんないい芝居をしていた。
 特にキティが恋に落ちる男の子ユウヤ君役の橋本淳くんがとても良かった。
 S/mileageによるイジメもリアリティがあって良かった。とくに、
 裏番役のかにょんの演技の上手さには目を見張るものがあった。
・脚本、演出、そして音楽も良かった。
 脚本では特に恋愛論の部分に説得力があった。
 噂に名高い真野ちゃんの説教をこんな形で聞けたのは嬉しかった。
・憧れのキティちゃんを生き生きと、そして堂々と演じる真野ちゃん
 見れればそれで十分というマノフレなら全公演見ても飽きないだろう。
・私から見て唯一の、しかしかなり大きな欠点は、この舞台の世界観だ。
 人形(おもちゃ)が持ち主を「ご主人様」と呼ぶような世界は、
 トイ・ストーリー好きの私には到底受け入れられない。その設定から
 キティの苦悩や悲哀が生れ、それを演じる真野ちゃんが光るのは事実だが、
 キティがあまりにも人間的すぎて、うまく感情移入できなかったのは残念だった。
 受け入れ難い世界観と魅力的なキャストの間で八つ裂きになるという、
 ちょうどAKBやキャナァーリ倶楽部の現場で感じるそれに近いジレンマを
 2時間近く感じっぱなしなのはキツかった。真野ちゃんも芝居そのものも
間違いなく感動的だが、私はこういう感動は1度だけでいいな。