フェアリーズ@東京経済大学葵祭

今日は待ちに待ったフェアリーズの学園祭ライブの日。
寝不足で体調イマイチだったが、どうしても見たかったので、
老骨にムチ打って、一途に国分寺へ向かった。


10時35分現地着。ちょうどリハが終わったところだった。いきなり残念。
東経大に来たのは今日が初めて。いい感じに色づいてる紅葉をはじめ、
樹木が多く、良い雰囲気のキャンパスなり。開場まで学内を散歩した。

11時30分から客入れ開始。待ちの行列は長かったものの、入場はごく
スムーズだった。会場は屋外でオールスタンディング。お客さんの数は、
よく分かりませんが、500人ぐらいかな。開演直前に来ても余裕で見れました。

私は下手後方で見た。すぐ後ろで非ヲタの東経大生2人がお喋りをしていた。
「名前とか全然知らないけどフェアリーズかわいいよ。9nineより可愛い」
9nineはかわいいの川島なんちゃらだけだからな」
バカモーン! ひろろとうっきーだって可愛いのを知らんのかぁぁぁ
と説教したくなったが、ワンマンライブのチケットすら買わない人間が
ファンづらするのもどうかと思い、あえて黙認した。紳士乙。

開演直前に下手のテントの中から「フェ、フェ、フェアリーズ、オー!」
という掛け声が聞こえてきた。それから2分ぐらいしてメンバーが登場した。
1曲目はBeat Generation。衣装は赤のチェックが基調で、それに青色のシャツや
黒いネクタイなどを6人6様に組み合わせたもの。下はパンツとスカートが半々ぐらい。
野元空ちゃんは確か黒い短パンで、白い生足がひときわきれいに見えた。

続けてWhite Angelを歌ったあと、挨拶と自己紹介中心のMC。空ちゃんは、
「今日のライブをめっちゃ楽しみにしてました!」と力を込めて語っていた。
伊藤萌々香cは「今日初めてフェアリーズを見る方も多いと思うので、1人でも
多くの人にフェアリーズを好きになって帰ってもらいたいです」的なことを言っていた。

理香子ちゃんが「今日はすっごく久しぶりの曲を歌います」と言ってから、
No More Distance、HERO、Sparkleと3曲続けて披露。そのあと、みりあが
「フェアリーズはお母さんお父さん世代の洋楽のヒット曲をオリジナルの振付で
カバーしてます」と説明してから、Material GirlとI should be so luckyを歌った。

次のMCでは空ちゃんが「今日はみなさんにプレゼントを用意してきました。
ベタっちゃあベタなんですけど、それを懸けてじゃんけん大会をやりましょう」。
賞品は1000円のQUOカードとフェアリーズのサイン入りポスター。貰えるのは5人。
あっさり終わってしまい、まだ時間があるということで、2回戦も行われた。

そのあと、みきみきが「ここからはライブ後半戦です!」と宣言してからの
光の果てにとエール。さらに短いMCをはさんで、Tweet Dreamで本編終了。
前方にいたマジヲタ風青年グループの主導で地味ながらアンコールの声が起きた。
すると結構すぐにフェアリーズ再登場。一番上手にいたみりあが隣の空に向かって、
「アンコールきたね」とホッとしたような口調で言った。それを受けて空ちゃんが
「ウチらとお客さんのテンションが同じぐらい高くないとアンコールって来ないから」
みたいなことを言っていた。アンコールは予想どおりSong for You。1曲だけだった。

夢にまで見たフェアリーズの学園祭ライブだったが、現実はいろんな点で私が
思い描いてたのと違っていた。まず一番残念だったのは、口パクだったこと。
かぶせて歌ってたのかもしれないが、生歌感はほとんど感じられなかった。
また、お客さんのノリも悪かった。ほとんどの人がステージを見てるだけで、
ヲタ芸はもちろん、手拍子すらろくにしてない人が多いように見えた。
学園祭ライブっぽいノリはほぼ皆無で、著しく盛り上がりに欠けた。
フェアリーズのダンスは良かったが、それも素晴らしく良かったワケでもなし。
キレは十分あるものの、加齢にともなって軽やかさが失われたのは痛い。
アイドルとしても、かつての清涼感が失われ、良くも悪くも大人っぽくなっていた。

こう書くとなんかすごくつまらないライブだったみたいだけど、実際は楽しかった。
楽曲が良曲揃いなのは大きな魅力だし、ライブ中に誰を見ても可愛いのもうれしい。
何より、高度なパフォーマンスを見せつつ、6人が非常に楽しそうなのが素晴らしい。
ついでに言うと、ヲタノリしてるお客さんがほとんどいないのも私には快適だった。
要するに、フェアリーズはHappinessやFlowerと同じで、アイドルというよりは
一般人向けの実力派ダンス&ボーカルユニットなのである。その点を確認できたこと、
そしてフェアリーズのそういう在り方を肯定できたことが今日の大きな収穫だった。
もとすき、どこまでも本質はフェアラーな男である。廣田なんちゃらさんも納得(笑)


セットリスト

Beat Generation
White Angel
MC
No More Distance
HERO
Sparkle
MC
Material Girl
I should be so lucky
MC(じゃんけん大会)
光の果てに
エール
MC
Tweet Dream
Song for You(アンコール)