ドロシーを祝福するMARQUEE

MARQUEEの編集長がドロシーの8位を祝う文章をブログに書いている。
なかなか良いテキストなので、一部を引用しておきます。

8位という順位・数字は、チャートからすれば特別ではない。
けれど、この順位・数字に至ったプロセスには価値がある。

ドロシーのメンバー達は何度も何度も言ってきた。
「私達は歌とダンスで伝えたい」と。
これが今彼女達が居るアイドル業界で、逆にどんなに過酷なことか。

今のアイドル界で、売り上げを上げるということは、
いわゆる「接触」を濃くすることを意味するに等しい。第一段階として。
そこを本来の、真っ芯の、「歌とダンス」で風穴開けたのだから。
この数字と順位が、この数字・順位以上の価値を持つと言うのは、
その意味においてでもある。
つまりドロシーは、「正統」を示した。
本来あるべき、そして中核になるべき要素で、
アイドルというものの姿を示した。

インタビューではカットしたけれど、
「特典会の時間を減らしても1曲でも多く歌いたい」と言っていた。
今回の約2か月に渡るインストアイベント中も、
回を重ねるごとにその方向に移行し、無料公演なのに毎回7〜8曲を披露。
1日2回公演でセットリストを変えるから、
10数曲を聴けるという徹底ぶりだった。

これにファン達は反応していった。
以前からこのドロシーを望んでいたコアファン達など、
ここぞ!とばかりに後押しをする。

その過程の「100枚買い」。
これはファンの愛情なのだ。
この風潮の真っただ中、歌とダンスで、真っ芯で勝負しようとする彼女達、
そのひたむきさに対する。
人によっては敬意に近いかもしれない。
メンバー達とファン達とのこの気持ちの一致。
この「思い合う」、尊重する関係を綺麗に描けたこと。
これが財産なのだ。
これが何物にも変えがたく、尊いと思うのだ。
だからドロシーは本当に大事なものを手に入れた。ファンにしても同じ。
ドロシーはメジャーという列車に本当の乗車をした。

まっすぐに咲いていく--MARQUEE Blog
http://www.marquee-mag.com/blog/2013/06/post-67.html


おおむね同感なんですが、ドロシーがアイドルの正統と言われると、
「ルックスは?」と反問せずにはいられない。そこが私の限界なり。