私の楽曲履歴書(21)

良いタイミングなので、今日はローリング・ストーンズについて。
入口は中2のとき聴いた「Miss You」だった。この曲は、昔からの
ストーンズファンの間では発表当時かなり不評だったらしいけど、
私は大好きだった。歌詞を覚えて、よく聴きながら一緒に歌っていた。
ミスユー新規にありがちなパターンで、「女たち」以前の曲は、
ちょっと古いなと感じていた。また、オルタモントの悲劇について
知ってからは、ミュージシャンとしては素晴らしいが、人間としては、
あまり尊敬できない連中という印象を、特にミック・ジャガーに対して持った。
なので、深入りした時期はない。ずっと好きだったけど、憧れたことはなかった。

大人になると、60〜70年代の曲の良さも分かるようになった。
少し前にも書いたけど、「ロックだけでなくロールが大事」という点が
ストーンズの音楽のキモで、この真実が体感的に分かってくるに連れて、
自分のストーンズ好き度が上がり、よく聴く曲も徐々に増えた。と言っても、
「メインストリートのならず者」みたいなブルース色の強いアルバムは今も苦手。
バラードも、「Wild Horses」以外はほとんど聴かなくなった。

結局ストーンズとは、キャッチーなロックンロールナンバーだけの、
浅い付き合いで終わりそうな気がする。その点はチト残念ですが、
この年まで彼らの音楽を愛聴してこれたこと、それも懐メロとしてではなく、
リアルなロックンロールとして聴いてこれたことはラッキーだったと思う。

最後に私の好きなストーンズの曲を10曲挙げておきます。一般的すぎても許してニャン(笑)
・Miss You
・Brown Sugar
・Paint It, Black
・Jumpin' Jack Flash
・Gimme Shelter
・It's Only Rock 'n' Roll(But I Like It)
・Street Fighting Man
・Tumbling Dice
・Wild Horses
・Dance Little Sister