今年の10曲:ガールポップ部門

今年ももう残すところ後4日。
そろそろ本ブログでも2012年の回顧を始めたい。
まずはアイドル以外のガールポップ楽曲の中から、
今年とくに良かった10曲を選んでおきます。

1. Love is Everywhere(moumoon

2. 髪を切る8の理由。(南波志帆

3. 桜流し宇多田ヒカル

4. In The Spotlight(TOKYO)(安室奈美恵

5. Queens are trumps(SCANDAL

6. ツヨク想う (絢香

7. ヒカリへ(miwa)

8. ファッションモンスター(きゃりーぱみゅぱみゅ

9. Shine(家入レオ

10. primal.(BiS)

今年はmoumoonの活躍が目立った。2月に出したアルバムは、
ロック色が強すぎてイマイチだったけど、ポップ色全開の
「Love is Everywhere」は本当に素晴らしかった。
夏に配信限定でリリースした「バニタス」も、ケイト・ブッシュ風の
プログレッシブな作りが新鮮だった。来年はもっと売れてほっしーな。

完成度の高さだけで言えば、南波志帆の「髪を切る8の理由。」が
ベストワンかも知れない。ポップソングとしてほぼ完璧な作品。
聴いた回数で圧倒的にmoumoonの方が多いので1位は譲ったけど、
人にお勧めできる度ではこちらの方が上でありやす。

宇多田ヒカルの「桜流し」は、最初MVで聴いてた頃は、今ひとつ
ピンと来なかったけど、音だけで聴くようになってから、メロディーや
歌詞の良さが心に沁みてきた。ヒッキーの歌唱もさらに深みを増した。
今年はライブでは聴けなかったので、来年はぜひ生で聴いてみたい。

安室奈美恵は今年デビュー20周年の区切りの年。ドームツアーも
成功させ、女王の名に相応しい活躍ぶりを見せた。秋に出した
「Damage」も(特に80KIDZ MIXの方が)良かったけど、自分的には
クールなダンスチューン「In The Spotlight(TOKYO)」の方が好き。

SCANDALの成長も印象深かった。シングル曲は微妙なのもあったけど、
秋に出したアルバムはまぎれもない傑作だった。それだけに、
ライブを一度も見れなかったのがとても残念。

絢香もアルバム「The beginning」で完全復活。休養前に比べて、
いろんな意味でリアリティーを増した。特に「ツヨク想う」の
ソウルフルなボーカルは感動的。この人なら、たったひとりで、
日本にソウルというジャンルを復活させられるかもしれない。

miwaは初めてエレポップの要素を取り入れた「ヒカリへ」で
新境地を拓いた。たぶん最初からこういう志向も持っていて、
見せるタイミングがたまたま今年だっただけだろう。特に深い
ワケでもないのになぜか飽きのこない、不思議な良曲だった。

きゃりーぱみゅぱみゅは逆にロックの要素を取り入れて新境地。
MVはちょっとウザかったけど、サビは最高だった。

新人では家入レオの活躍が印象的だった。YUIと同じく、
作られたアーティスト感はかなり濃いけど、贔屓目に見れば、
そこはかとなく本物感もアリ。特に「Shine」は傑作だった。

BiSはアイドルかアイドルじゃないか、意見の分かれる所だが、
私はアイドルと見なしてません。どっちにしても、楽曲はイイ。
primal.は去年のリリースだけど、今年よく聴いたので、ここに
入れておきます。今年出た曲では「IDOL」がとても良かった。


今年も、興味の範囲が狭い割には、結構多くの良曲に出会えた。
ロリコン完治の副作用で、大人のポップスを普通に聴けるように
なったことが大きいと思う。やっぱロリコン治してよかったナ☆(納得)