キャットストリート第4話

今週も非常に面白かった。ストーリーの展開は今回がベストだったかも。
恵都(谷村美月)は子役時代に自分を裏切った園田奈子(高部あい)と再会。
奈子は今でも恵都にコンプレックスを持っていて、色々ヒドイことを言う。
恵都は傷つくが、浩一(勝地涼)や紅葉(黒川智花)が味方になってくれて、
元気を取り戻す。何か自分にできることはないかと探す恵都は、ふと
思い立って子役時代のビデオを母親と一緒に見る。そして、自分は
女優という仕事自体が嫌いだったわけではないことに気付く。その後、
ミュージカルの会場で奈子と再会し、話し合う。そして、自分と違って
スター街道まっしぐらと思っていた奈子の内心の苦悩を知る。奈子はここでも
恵都に暴言を浴びせ、コーヒー代として1万円を置いて勝手に立ち去る。
そのお金を返しに恵都が浩一と一緒に奈子の事務所を訪ねると、社員が
大慌てしている。奈子が失踪したのだ。PV撮影の仕事に穴を開けることを
恐れた奈子のマネージャーは、窮余の策で恵都を奈子の代役に仕立てあげる。
恵都は突然やる羽目になった仕事を、生来の勘の良さと演技力で見事にこなす。
その後、浩一がスクールに来なくなった。心配した恵都が浩一の自宅を訪ねると、
浩一はソフトのプログラミングに打ち込んでいた。浩一からきつい言葉で
自立を促された恵都は、駅前の大型スクリーンに映し出されたPVの中の自分を
見上げながら自問する。私は自分の足で立って生きて行けるのだろうか。。。


緊密なストーリーだけでなく、台詞の一つ一つがキラリと光ってるのも魅力だ。
俳優たちの演技もまた光っている。今週は初めて高部あいの演技をきちんと
見れたが、気性が激しく表裏のあるイヤミな人気女優をまずまず巧みに
演じていた。しかしそうは言っても、谷村美月の演技には到底及ばない。
よく「自然体の演技」などと言うが、その最高の見本という感じだ。
恵都の役柄の良さとの相乗効果もあって、このドラマにおける谷村美月
魅力は、なんと言うか、筆舌に尽くし難いものがある。同じことは、
勝地涼にも言える。浩一の役柄と相まって、そのカッコ良さは無類である。
谷村美月だけを目当てに軽い気持ちで見始めたキャットストリート
ここまでハマるとは思わなかったが、ハマる価値大有りのドラマだと思う。
来週は脚本が浅野妙子さんじゃないようなのでちょっと不安だが、予告編を
見た限りでは、来週も面白そうだ。一体奈子は恵都に何をするのだろうか。