SDP文庫が教えてくれた人生の道

昨日原宿と渋谷で行われたSDP文庫のイベントの写真をあちこちで見た。
夏帆の浴衣姿がかわいいのを見て、「やっぱ行けば良かったかな…」と後悔。
しかしもう悔やんでも遅いので、せめて文庫本でも見て自分を慰めようと思い、
書店でSDP文庫を見てみた。ラインアップは宮沢賢治注文の多い料理店」、
夏目漱石「こころ」、芥川龍之介蜘蛛の糸」、樋口一葉たけくらべ」の4冊。
それぞれ巻頭に夏帆山下リオ早見あかり岡本杏理のミニ写真集みたいのが
ついていて、夏帆は「注文の多い料理店」の最初に登場する。花巻とおぼしき
緑の多いロケーションと夏帆が、ドキッとするほどよく調和している。
カメラ目線のカットの表情も良く、思わず見つめてしまったりする。
童話のセレクションも含めて、良い編集であることは間違いない。
しかし、この企画を支持するのは躊躇われる。
「古典文学 x 自然 x 安全な美少女」、これが今の最適解の公式ですよー、
というスターダストの姿勢が受け入れ難いからだ。と言っても、間違ってるから
受け入れ難いのではない。逆に、正し過ぎるから受け入れ難いのだ。
私自身、実際には上記の公式に近い線の嗜好に傾いてるのは事実である。
だがそれはあくまでも結果であって、望んでそうなっているのでは決してない。
望んでいる公式は「現代文学 x ダンスミュージック x 危険な美少女」である。
残念ながら、現実には、今この公式を満足する解は存在しない。
現代文学 x ダンスミュージックならPerfumeがいるが、そこに美少女はいない。
危険なまでにブサイクな西脇綾香はいるが、いないで欲しいのは事実。
初期dreamがどれほど素晴らしかったか、その記憶もとかく曖昧になりがちな
今日この頃だが、図らずもSDP文庫が、私に立ち返るべき原点を示してくれた。
現代文学 x ダンスミュージック x 危険な美少女
この公式への信仰を堅持しつつ、dreamに匹敵するユニットの登場を待つ。
それが私の生きる道であろう。長谷部優ちゃんも納得。