NHKスペシャル激流中国

今回のテーマは環境問題。雲南省四川省を流れる怒江という川に建設中の
ダムを阻止しようとする環境NGOの戦いと、汚染を垂れ流す企業を取り締まる
杭州環境保護当局の奮闘ぶりが報じられていた。どちらも映像は迫力あったが、
私自身の環境意識が低いせいもあり、面白さの点では今ひとつであった。
激流中国シリーズも今日で最終回。1回除いて全部見てきたが、一番強く
印象に残っているのは、上海復旦大学のお嬢様女子大生が農村部の学校へ
教育実習に行って、あまりの貧しさに衝撃を受けて泣いてた回だった。
オンエアの後NHKの寄付の申込がいっぱい来たそうだが、それも納得だった。
あと、前回放送した、北京の儲け主義病院のルポもかなりすごかった。
診察券を手に入れるために徹夜で並ぶ人たちが可哀相だった。
全体の感想としては、都市も農村も、生きるのが大変そうだった。
中国に比べたら、日本はどれほどいい国か。毎回それを思った。
恵まれた環境にいるぶん、自分も頑張らなくてはと思うものの、
現実にはただ日々流されるばかりで、激流とはほど遠い我が人生。
今夜は久しぶりにalanの歌でも聴いて、遠い中国に思いを馳せよう。納得。