SONY有機ELテレビ「XEL-1」発売決定

ソニーが世界初の有機ELテレビを12月1日に発売することになった。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/01/news073.html
ついに商品化されることが決まり、関係者の喜びは大きいだろう。
私も嬉しいです。2001年の秋、仕事で見に行ったCEATEC
初めてソニー有機EL試作品を見たときの感動は今も忘れられない。
あのときもちょうど11インチぐらいの小さなディスプレイだったが、
その美しさは、大袈裟でなく、息をのむほどであった。
「こんなきれいな画像があるのか…」。それまでプラズマテレビこそが
究極のディスプレイと盲信していた自分にとって、それは大きな衝撃であった。
有機ELの特長は、その美しさが「生きてる」感じなことだ。
液晶やプラズマもきれいはきれいなのだが、一度有機ELを見てしまうと、
それらは何となく死んだ美しさに感じられる。液晶を蛯原友里
プラズマを押切もえとすれば、有機EL仲間由紀恵という感じ。
つまり、内側から美しさが放射されてくるような感じなのである。
その後、パイオニアやSANYOといった有機EL陣営の有力企業が次々と
撤退してしまったなかで、ソニーだけは有機EL本命で頑張ってくれた。
中鉢社長が言うとおり、有機ELが「技術のソニー」復活の象徴になって
くれたらいいと思う。20万円では私は到底買えないけれど、
発売されたら、店頭でじっくり見つめたいと思う。
ただし、その頃までには、SEDを見てまた感動して、コロっとSED派に
乗り換えてる可能性もあることは言うまでもない。納得EL。