暑さ寒さも物思い

今週は疲労感の強い一週間だった。
最大の原因は、火曜日にBON-BON BLANCOのライブ(女祭)を
観に行ってしまったこと。ライブ自体は、微妙な余興コーナーと
ハイレベルな本編から成る期待以上の出来であった。
それは良かったのだが、こちらも予想以上にノッてしまい、
調子に乗ってケチャやPPPHまでやってしまったのは良くなかった。
やってる時は楽しかったものの、翌日から、事実上今日まで、
はしゃいだツケが残ってしまってるのは事実。情けない事実である。
ヲタ芸をしてしまったことで、自分は非ヲタ失格ではないかという、
アイデンティティーに関わる問題が発生したことも疲労の一因だ。
一時はボンブラヲタへの転向もやむなしと思ったが、よく考えると、
根本さんや北條くんや鵜飼さんのように、バリバリのヲタでありながら
ヲタ芸はやらない人もいるわけだから、私のように、バリバリの非ヲタで
ありながらヲタ芸だけは打つ人物がいても、なんら問題はないわけである。
ということで、アイデンティティー危機は極めて理路整然と解決された。
良かった、良かった。
とはいえ、もう一つ問題がある。
今回のボンブラのライブでは、特に演奏が良いと思ったのだった。
今まで私は基本的にサントス・アンナの歌をボンブラの音楽的核と
見なしてきた。それは今も変わらないが、かつては単なる背景と
見なしていた4人の演奏が、今回は妙にビンビンきたのも事実。
特にトモヨのティンバレスには、ときおり強い快感を体で感じた。
ボンブラ自身はいつになく自分らがアイドルであることを強調していたが、
私の方はボンブラの「バンド」としての魅力を再認識させられた次第。
このことは、ここ数年ポピュラー音楽界で一般的に言われている
「音源からライブへ」の流れと一致しているわけだが、問題は、
そうなると、在宅への転向が難しくなることだ。
非ヲタへの転向も、将来的に現場を離れて在宅に専念することを
見越したものであったが、頭ではそう考えていても、体の方が
ライブならではの音楽的快感に執着するようでは、在宅化は無理だろう。
当面は、基本在宅で、ボンブラとキャナァーリのみ現場に臨む、
という方針で対処することになるだろうが、中途半端さは否めない。
新曲次第ではAKBやDRMのライブも観に行きたくなっちゃう恐れもある。
To go, or not to go.  非ヲタならではの深い悩みである。納得。