新iMac登場

新しいiMacが登場した。と言っても基本的な形状は変わっていないので、
歴史的に見ればしょせんマイナーチェンジで、大したイノベーションではない。
今回のポイントは、アルミボディとディスプレイ周りの黒枠だろう。
最初Webの画像で見たときは、こりゃ微妙かなと思ったが、実物を見ると、
なかなかどうして、全体にクールな高級感を醸し出しており、悪くない感じ。
今までの白無垢iMac宮崎あおいとすれば、今回の銀黒iMacは、さしずめ
香椎由宇といったところか。(さすがに松雪泰子までの高級感はない)
宮崎あおいを取るか香椎由宇を取るかと言われたら迷わずあおいcを取る私だが、
白無垢iMacか銀黒iMacかどっちか一方を無料で差し上げますと言われたら、
思わず銀黒iMacを貰ってしまうかもしれない。(それもまた人生だろう)
キーボードも新しくなった。実物はかなり薄く、デザインとしては良いが、
キーがMacBook並みに浅くなり、キータッチはiMac史上最悪レベル。
最近の若者はケータイのキータッチに慣れているため、浅いキーストロークにも
さほど抵抗感がなくなっているという話をなんかで読んだことがあるが、
万事に深みを求めるおじさんはこんな頼りないキータッチではイヤである。
それ以前に、今年の1月に白無垢iMacを買ったばかりの私には、
この銀黒iMacを買う目はまずないだろう。ちょっと残念な気もするが、
今のiMacをあおいちゃんの化身と思って、せいぜい愛用し続けよう。


コピーのローカリの方では、うちはiMac関係の仕事には関与させてもらえず、
iLifeiWork.macを担当した。久しぶりに秘密保持義務ありと聞いた時は
ちょっとタカマったが、実際コピーが来てみると、いつになく地味な英文で、
拍子抜けしてしまった。既存のコピーを流用できる部分も多かったので、
ささっと訳してさっと提出、直しもほとんどなく、半日であっさり終わってしまった。
同時期に質量ともにタフな翻訳のバイトが入っていたので、その意味では
助かったが、昔は新製品のリリース前後はいつも祭り状態だったことを思うと、
いささか寂しい気もする。まあしかし、それは言ってもせんないことでありますが。
なお、今回からセキュリティ対策が強化され、パスワードをかけたdmgファイルで
やり取りするよう命じられた。ちなみに、こちらが設定したパスワードは、
「bear」、「peach」、「morning」。
ここで「berryz」とか「 cute」とか「 AKB」とかだと、完全にヲタである。
あくまで一般名詞を採用する所が、非ヲタならではの周到な配慮と言えよう。
なお、3つめのパスワードは、本来なら「pear」とすべきだが、
なぜかmorningにしてしまった。りしゃこ、ごめん。悪気はなかったんだけど。


アップルのローカリの仕事は、なぜかいつもこれが最後のような気がする。
いつ切られてもいいやと思ってはいても、実際に切られれば落胆は必至だろう。
昔ほどの高揚はもう味わえそうもないけれど、発注してもらえるうちが華と思って、
せいぜいベストを尽くすことにしよう。たかがローカリ、されどローカリ。
とはいえ、次回のパスワードに「possible」を使うことだけは避けたい。納得。