参議院選挙の感想 by 松本大

今日のマネックスメールで松本大さんが先の参議院選挙の感想を書いていた。
私としては松本さんの主張に全面的に同感という訳でもないんですが、
大事な論点が提出されているような気がするので、全文を引用しておきます。


マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
7月31日    「選挙」

 選挙の話を先週書こうかと思ったのですが辞め、選挙が終わった昨日も書こ
うかと思ったのですがやはり辞めました。「強く書きたい話題があるが物議を
醸し出すといけない」と考えて辞めた訳ではなく、「是非書きたい!」と思う
に至るような論点が見えない気がしたのです。これは私だけの感想かも知れま
せんが、このような緊張感のなさが、今の政治の問題ではないでしょうか?
歴史的大敗とは云え、与党から危機感は伝わってきません。歴史的大勝をし
た野党に、私たちがその票差ほどの期待をしているとも感じません。何となく
まったりと政局が過ぎていく。そんな気がします。緊張感のなさは永田町だけ
ではなく、国全体に広がっている気がするのですが、その理由は、そもそも今
の各政党が、私たちのそれぞれの価値観を代弁していないからではないでしょ
うか?応援するチームがないのと似たような感覚です。
様々な価値観や利益が存在して然るべきですが、そのそれぞれの価値観と利
益に関して、永田町と国民が、何かしらの意味で相似形を形成しているのが本
来の民主主義の形だと思います。しかし各政党の価値観や利益代表の考え方は、
現代に於ける価値観や利益から大きくずれた、時代がかったものになっていな
いでしょうか。与党対野党ではなく、全く違う政党の出現が、そろそろ必要な
のではないかと思う今日この頃です。
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