樋井明日香＠新宿モア4番街特設ステージ(13:30〜／15:30〜)

ここは初めての会場。行ってみると、歩行者天国中の車道に大きめのステージを
仮設した現場であった。驚いたのは客の少なさ。場所柄通行人客は多かったものの、
明日香目当ての客は50人もいなかったのでは。お蔭で見やすいポジションが取れた。
司会はお笑いのキャンxキャン。前ふりのあと明日香登場。衣装は下がカーキの短パンで
定評のある美脚がよく見えた。すぐに「明日への光」を歌う。その後、
キャンxキャンと共に地味なトーク、続いて「VOICES」と「君がいた場所」を歌った。
今回の明日香のパフォーマンスは、ひたすら熱唱するのみ。ある種厳粛な雰囲気で、
裏サビでのケチャもできないほど。こちらは必然的に凝視プレイになるわけですが、
今日の明日香は凝視する価値大アリであった。歌ってる時の表情が実にイイのだ。
せつな系のバラードを顔をゆがめて悲しそうに歌う明日香。
それが少しもわざとらしくなく、リアリティあふれる感情表現になってるところが
素晴らしかった。歌も良かった。CDで聴くよりもうちょっとザラついた、
それでいて気持ちのいい歌声。そしてなにより、明日香は歌がうまい！
樋井明日香ってこんなに歌うまかったのか、という新鮮な驚きがあった。
2曲歌い終わって、明日香は明らかに満足げな表情を見せていた。
キャンxキャンとのトークでも「気持ちよかった」と正直に語っていた。
本当はこういう自分をもっと早く見せたかったんだろうなあ。
握手会はさらっと流し。いつものように、薄い客にも濃い客にも公平に
よく出来た笑顔で楽しそうに対応する明日香。
こういう良い意味でプロフェッシュナルな明日香が私は好きなのです。

15:30の回はマスコミの取材が入っていた。歌は1回目と同じだったけど、
トークは長めになり、明日香のノリも明らかに前回より良くなった。
告知でドラマ「鬼嫁日記2・いい湯だな」に出演してる事や、雑誌「Cawaii」で
モデルをやってる事を話したあと、自分で自分を「活躍中です」と言うまであった。
そんな明日香がまたかわいかったことは、言うまでもない。
ステージ後の囲み取材では、明日香の答えをマイクを通して聞くことができた。
「今日は聞かせる内容のライブができて満足」
「『君がいた場所』の作詞は割とスラスラ書けた。採用されて嬉しかった」
「いまギターを練習しているのでいずれは作曲もやってみたい」
「ゆくゆくは海外進出も」などなど、いつになく積極的な語りを展開する明日香。
そんな明日香がまたかわいかったことは、言うまでもない。
歌手としての実力だけで言えば、すでに中野サンプラザあたりでワンマンコンサートを
やっていても何の不思議もないレベルのように私には思えた。あとはコンスタントに
新曲を発表してブレイクのチャンスを狙う展開になっていくだろう。
「この人にはぜひスターになって欲しい」。改めてそう思ったもとすきであります。

なお、会場には平社長の姿もあった。SPEED全盛期にテレビで見た時の精悍な印象は
薄れ、腹の突き出たただのおっさんっぽくなっていたのはやや残念だったけど、
ちゃんと明日香のイベント見に来てるんだなぁ、と思ってうれしかった。
知り合いではパインさんが来ていた。僕の顔を見るなりえれぴょんとAKBの話を
持ち出されたのには参ったが、久しぶりに長谷部優ファンと話ができて良かった。