今年のアイドルソング10曲(10位〜6位)

暮れも押し詰まってきたので、今年一年をざっと振り返ってみたい。
去年までは、アイドル界十大ニュースとアイドル楽曲ベストテンを
分けて行っていましたが、今年は時間の都合でこの2つを統合。
楽曲を挙げながら、それにちなんだテーマに沿って回顧してみます。
では、まず第10位から。

10位 peach sugar snow「じゅもん」
全体的に見て、今年はアイドル楽曲豊作の年だったと思う。
メジャーアイドルだけでなく、せのしすたぁのようなローカルアイドル
こけぴよのようなインディーズアイドルからも良い楽曲が次々発表された。
ただ、そうした豊作の中で逆に「楽曲だけ良ければいいってもんじゃない」
という醒めたムードが高まってきたのも事実。私自身、今年は楽曲だけを
切り離して楽しむことはほとんどなく、いくら曲が良くてもルックスが
悪いアイドルには冷淡な姿勢を貫いた。その典型が、peach sugar snow。
このグループは、楽曲はとても良い反面、ルックスはとても悪い。
自分の中では「オレンチェか、pssか」というレベルで嫌いだった。
でも、楽曲は本当に良いです。


9位 愛乙女★DOLL「ビターチョコ・バレンタイン」
今年はメジャーデビューを果たしたアイドルが多かった。
LinQやpaletのように満を持してメジャーデビューしたアイドルもいれば、
「まだ早いのでは?」と思えるアイドルも結構いて、「メジャーデビューバブル」の
感がなきにしもあらずだった。一方、メジャーデビューの一歩手前でいい頑張りを
見せるアイドルもいた。愛乙女★DOLLはその代表と言えるだろう。特に、
2月に出たシングル「ビターチョコ・バレンタイン」は入魂の良曲だった。
来年はさらに良い曲を引っ提げて、颯爽とメジャーデビューしてほしい。


8位 私立恵比寿中学「手をつなごう」
昨年ほどの勢いはなくなったとは言え、今年も一応アイドルブームは続いた。
そのなかで大きく飛躍したアイドルがいくつかあった。エビ中もそのひとつ。
残念ながら私は昨年末の中野サンプラザを最後に生で見る機会から遠ざかって
しまったが、自分が見ていた頃の雰囲気のままどんどんビッグになっていくエビ中
遠くからでも見ていられるのは嬉しかった。楽曲面では、アルバム曲を含めて
特にグッとくる曲はなかったけど、「手をつなごう」だけは大好きだった。
メンバーは減っても、この曲が象徴するエビ中らしさは失くさないでほっしーな。


7位 東京女子流「幻」
飛躍するアイドルもいれば、伸び悩むアイドルもいた。
東京女子流は後者の典型と言えるだろう。1月に出たアルバム「約束」は
傑作だったが、その後のシングルはどれもイマイチだった。
なにより、メンバーの歌唱力が最後まで安定しなかったのが痛かった。
それでも、私自身は今年も女子流の曲をよく聴いた。
特に好きだったのは「幻」。ライブではあまり盛り上がらない曲ですが、
音源で聴くと非常に気持ち良く、いろいろ聴こうと思いながら、結局、
この曲だけを何度もリピートしてしまう夜も多かった。音がイイんだよな。


6位 BABYMETAL「紅月」
今年のアイドルシーンで最も目立った動きは、ロックとの融合だろう。
PASSPO☆やBiSなど動き自体は2〜3年前からあったが、今年は一気に
ブレイクした感があり、ひめキュン、nanoCUNEベイビーレイズ
パティロケ、BiS、ベルハーなど、多くのアイドルが良曲や良盤を発表した。
楽曲レベルだけでなく、夏には各種のロックフェスにアイドルが出演し、
ロックファンからも熱い注目を浴びた。私はちょうど一年前の今日、
渋谷公会堂ぱすぽ☆のワンマンライブを見て、ロックと融合した
アイドルポップスの素晴らしさに激しく感動し、こういう音楽が来年の
主流になると予感した。結局、PASSPO☆は期待したほどの活躍を
見せてはくれなかったけど、アイドルとロックの融合は、私の予想を
はるかに超えて進化し発展した。特にBABYMETALの進化は驚きだった。
「あんなのメタルじゃない」という批判にも正当性はあるが、少なくとも
中元すず香のボーカルには、聴く者の心を揺さぶるロック的な力がある。
楽曲としては「紅月」が一番好き。この曲は「メギツネ」と違って、
MVではなくCDが初聴で、そのときハッキリ鳥肌が立った。
今年聴いて鳥肌が立った曲はアイドル部門ではこの曲だけなので、
ホントはもう少し上位にしたいんですが、完成度がイマイチなのと、上に
もっと好きな曲があるので6位とさせて頂きます。納得よろしくDEATH(笑)


と、ここまでで時間になってしまったので、続きはまた明日書きます。たぶん(笑)