私の楽曲履歴書(14)

私が小中学生時代を過ごした1970年代、日本ではロックより
フォークの方がずっと人気があった。吉田拓郎井上陽水が2トップで、
他にも良いシンガーソングライターがたくさん活躍していた。
拙者は完全にロック世代ですが、私より少し上の年齢の人だと、むしろ
フォークの影響の方が強いひとも多いように感じる。秋元康なんかは、
典型的なフォーク育ちに見える。この世代差は結構重要かもしれない。

今も昔も私はフォークへの感受性は低く、生ギターだけで歌うような素朴な
フォークソングにはあまり魅力を感じず、アレンジに凝ったポップス色の強い曲が
好きだった。なかでも小椋佳の曲が好きだった。メロディーの美しさに加え、
詩的で文学性の高い歌詞に魅了された。ただ、小椋佳のボーカルはちょっと
女性的すぎるところがあったため、実際によく聴いたのは、布施明中村雅俊
提供した曲が多かったと思う。残り日数の関係でフォークは今回限りにしたいので、
今でも愛聴している70年代のフォーク系楽曲を3曲だけ貼っておきます。