私立恵比寿中学「年忘れ大学芸会〜エビ中のジャングル大冒険〜」@中野サンプラザ

いよいよ今日はエビ中のコンサートの日。
天気は小雨まじりの曇りで寒かったけど、幸い寝不足ではなく、
体調も良かったので、早めに家を出て、一途に中野へ向かった。

16時少し過ぎに現地到着。今回は座席交換という仕事があったため、
早めに入場した。20列目ぐらいの下手端の席に、エビ中グッズで
身を固めたマジヲタっぽい女の子が1人で座ってたので、交換を
お願いしてみたところ、あっさりOK。いっぺんに肩の荷が下りた。
そのあと、フテキさん&きびとさんと少しお喋り。フテキさんは
こるさんと連番で最前。きびとさんは9列目で見るとのことだった。

ほぼ定刻に開演。いつものようにebitureに乗って、メンバー登場。
衣装は「梅」用の青と黄色の制服。1曲めは「揚げろ!エビフライ」だった。
いきなりかよと思ったが、これまでとは違う盛り上げ方を狙うのかもと、
いい方に解釈して聴き過ごした。続いて「エビ中一週間」「スターダストライト」。
客席の湧き具合はそこそこ。序盤から飛ばす雰囲気ではなかった。

最初のMCでは自己紹介のほか、各自意気込みを短めに語った。ぁぃぁぃは
「青年館からどのくらい成長してるか、厳しい目でチェックして下さい」
みたいなことを言っていた。これの意味はコンサート終了後に分かった。

そのあとステージ後方の穴にメンバー全員が飛び降りて消え、
「アイドル原始時代」にタイムスリップ。それらしい凝ったセットと、
原始人の格好をしたダンサー兼エキストラみたいな人が8人ほどいた。
やがて空から九官鳥が下りてきて、なんか脅しめいたことを言う。
それに対してエビ中が「ウチら負けませんから!」と強気の反論。
そういう設定のもとで、「仮契約」とかの曲をどんどん歌っていった。
途中のユニットコーナーでは、「りななん&ひなた」「ぁぃぁぃ&瑞季
「美怜&なつ」「彩花&ヒロノ」「真山ソロ」に分かれていずれも新曲を披露。
この新曲がどれも凡曲。演出も空振り気味で、会場全体が明らかに盛り下がった。
ユニットコーナーが退屈だったことが今回の失敗の大きな原因と言える。

続いて新曲の「パクチー」を初披露。これは結構ハードなクラブっぽい曲調の
テクノポップ。ビートも強めで、なかなか良い感じだった。
そのあと空からヘンな石の巨大な像みたいなのが下りてきて、
「私は無関心地蔵。何にも興味なのにお前らうるさいゾ」。
エビ中はそれに対抗する形で、ロック・リーとかティッシュといった
速い曲を4曲続けて披露。会場も自分もここが一番盛り上がった。

それを見て無関心地蔵はエビ中の魅力に目覚め、「もう1曲頼む」と
リクエスト。それを受けて勝利宣言的に「頑張ってる途中」を歌った。
ここもかなーり盛り上がった。本編はこれで終わり。
やや長めのアンコールはセット無しでゲタ箱、エビぞり、約束。
ダブルアンコールはイッショウトモダチ1曲だけだった。

最後の感想MCは、「最高に楽しかったです。私は幸せです」
エビ中ファミリーと一緒にもっともっと大きくなっていきたい」
「ホントにホントにありがとうございました」といった平凡な発言が続く中、
ぁぃぁぃだけは「思うように出来なかったところや反省点が多い」と
否定的な発言をした。もちろん自分自身の反省として語ったんだけど、
おそらく「あんまりいいライブにならなくてゴメンナサイ」という
お詫びの含みもあっただろう。冒頭の「厳しい目で見て下さい」発言も、
すでにリハーサルやゲネプロの段階で「これは青年館を下回るな」と
ぁぃぁぃが見抜いていたことを推測させる。さすがぁぃぁぃである。

他では裕乃の発言が面白かった。自分はダンスも歌も下手だけど、
決して手を抜いてるワケではないんですと前置きした上で、
「ぁぃぁぃがエビ中の入口なら、私はエビ中の出口かも」。
ははは!(^o^) これには思わず笑ってしまった。

そのあとモニターに校長が写り、「次回の学芸会は3月31日に
よみうりランドEASTで開催します」と発表。例によってメンバーは
知らされてなかったようで、驚いたり喜んだり泣いたりしていた。

感想としては、何よりもまず、学芸会としての出来がお粗末すぎた。
前回と同じスタッフが書いたとは思えないほどの幼稚なシナリオだった。
さらに、エビ中のパフォーマンスもあまりパッとしなかった。
歌に関しては成長が感じられたものの、ダンスは全体的にまだまだ未熟。
動員力はともかく、実力的には中野サンプラザは時期尚早だったと思う。
この程度の完成度で拡大路線を取るなら、私は到底ついて行けそうもない。
現実には、エビ中からはここで撤退するしかないだろう。非常に残念です。

【セットリスト】(ナタリーから転載)
01. 揚げろ!エビフライ
02. エビ中一週間
03. スターダストライト
04. 仮契約のシンデレラ
05. チャイム!
06. 梅
07. オーマイゴースト?〜わたしが悪霊になっても〜
08. そろそろくるぞ / トリオ・ザ・インフルエンザ(松野莉奈柏木ひなた、DJタミフル
09. kindness / 瑞季廣田あいか
10. for you / 杏野なつ星名美怜
11. たそがれシアター / 安本彩花鈴木裕乃
12. 老醜ブレイカー / 真山りか&ダンディ井上
13. パクチー
14. ほぼブラジル
15. Go! Go! Here We Go! ロック・リー
16. 売れたいエモーション!
17. ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜
18. フレ!フレ!サイリウム
19. 頑張ってる途中
<アンコール1>
20. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
21. えびぞりダイアモンド!!
22. 約束
<アンコール2>
23. イッショウトモダチ


もっと詳しくて客観的なレポはナタリーで読めます。
エビ中「アイドル原始時代」でKing of 学芸会の本領発揮
http://natalie.mu/music/news/81675