吉川友きっかフェス第1部「元気っか」@新宿BLAZE(11:00〜)

今日はきっか、ぱすぽ☆さくら学院、Jewel Kissの4択。
どれも魅力的な選択肢だけど、寝不足で体調イマイチのため、
安全策できっかフェスを見に行くことにした。
どうせ最後方で見るんだからと、ノコノコ10時40分ごろ入場。すると、
意外にも前方は椅子席だった。25×10列。他に立ち見が50人ぐらい。
最初は立って見るつもりだったが、よく見ると後ろの方に席が空いてたので、
上手の一番後ろの席に座った。身分相応の席で、終始快適に見れた。

きっかフェスと言っても出演はきっかだけなので、フェス感はゼロ。
実際は「きっか学園文化祭」っぽい雰囲気だった。開演前に真野ちゃん
元気者で行こう!」がかかると、一部の客が「わっしょい!」とか
「えりなぁ!」とかコールを入れて盛り上がっていた。

10時59分開演。まず「こんな私でよかったら!」を歌った。衣装は
上が赤のセーターで下が水色のジーンズ。リハみたいな衣装だった。
1曲歌い終わると、すぐMC。
きっか「元気っかぁぁぁぁ?」
客「元気っかぁぁぁぁ!」
きっか「元気者でぇぇぇぇ?」
客「行こうぉぉぉ!」
きっか「ちょっと、ちょっと。開演前も真野ちゃんの曲で騒いでたし、
困りますよ。今日だけ、今日だけでいいんで、きっか一途でお願いします!」
みたいなやりとりのあと、「今日は大物ゲストに来ていただいてます!」
とか言って、芸人のさわやか五郎を呼び込んだ。ところが五郎氏は大慌て。
「吉川さん、段取り違いますよ。もう1曲歌ってからでしょ!」。
ミスを悟ったきっかいわく、「今のは見なかったことにしてください」。
そして「Candy Pop」を歌った。そのあと、やり直しで五郎が再登場。
事前に配ったアンケートをもとに、「元気っか」なエピソードを紹介した。
「きっかの歌を聴いて元気がでました」みたいな普通なのもあった反面、
「大阪でBuono!のライブを見て、ももちに元気をもらいました」なども。
それを聞いてきっかが怒り、「誰ですかこんなこと書いたのわぁ」と
問い詰めると、会場の後ろのほうで客が1人手を挙げた。その客に向かって
きっかがステージから「駄目ですよ。ちゃんと謝ってください!」と迫ると、
客はすかさず「許してニャン♪」。まるで仕込みのようなやり取りだった。

そのあとゲストとして、きっかの楽曲を手がけているmichitomo氏が登場。
ここから「きっかのシンガーソングライター修行コーナー」みたいになり、
michitomo氏からの課題曲(オケ、トラック)にきっかが自分でつけた詞を発表。
きっかが「自信あります」と言ってスライドに映しだされたのは「茨城の歌」。
歌詞は覚えてないけど、「私は茨城が大好きー」とか「畑と田んぼのまん中に
わたしの家があるー」とかそんな感じの歌詞。なんじゃこりゃと思わせたが、
オケに合わせてその場できっかが歌うと、意外によくメロディに合っている。
それでみんな「おおー」みたいな雰囲気に。さらにmichitomoさんの提案で、
客の合いの手を加えることになった。合いの手というのはつまり、きっかが
「大好きー」と歌うと客が「俺もー」とか、まあそういうヤツ。それを入れた
バージョンをみんなで歌ってみたところ、そこそこ盛り上がった。きっかが
「イイですねー。これレコーディングしましょうよ!」的なことを言っていた。
このコーナーの尺が無駄に長く、すでに開演から40分経過。五郎とミチトモがハケて、
「ここから後半戦です!」と景気づけに煽ったものの、きっかけはYOU!
水色(タオルを回した)、ハピラピ〜Sunrise〜の3曲であっさり終了。
きっかも短さは自覚しているのか、「まだ持ち歌があんまりないから。
いつか持ち歌が100曲ぐらいになったら、5時間ぐらいやりましょう!」。
でもそのすぐあと「今あたしちょっと適当なこと言いました」。
アンコールはなく、すぐに握手会開始。握手は椅子席前列の客から順に。
進みは速く、私も会話なく終了。照明が暗かったため顔もよく見えなかった。

参加代(シングルプレミアムBOXの値段)が4000円だったことを思うと、
この内容は期待ハズレで、ボラれ感は否めない。ただ、中身は薄いながら、
きっかのしゃべりが、細かいボケや客イジリも含めていちいち面白いので、
不満はありつつも楽しいライブだった。これはいわゆる相性の問題だろう。
きっかのあの救いがたくテキトーな性格、根拠なく自信ありげな態度、
深く明るい天然感などが私は好きなのです。その半面、フレッシュさとか
ひたむきさみたいなものはほとんど感じられなかった。良くも悪くも、
場慣れてしてる感じ。この点では、真野ちゃんの方がずっと良かった。
その代わり、歌は相変わらずしっかりしているので、なんとか頑張って
渋公かサンプラザでの単独コンサートぐらいまでは行って欲しいところ。
もしまた良い曲だったら、次のシングルも地味に応援したい。


こんな感じのポスターが階段に何枚も貼ってあった。