NOKKO「CRAZY CLOUDS」

台風は予想よりだいぶ西の方へ行っちゃってるみたいだけど、
西立川も今日はかなり風が強かった。夕方の散歩のとき、
ふと空を見ると、雲が妙に速く流れていて、地味に高まった。
速く流れる雲を見るといつも思い出すのが、NOKKOのCRAZY CLOUDS。
これはレベッカ解散後の1992年に彼女が発表したソロデビュー曲。
私はレベッカはあまり好きじゃなかったけど、この曲は大好きで、
当時愛聴していた。ニューヨーク時代のNOKKOは、屋敷豪太
テイ・トウワといった同世代の非ロック系の優秀な音楽クリエイターの
協力を得て、素晴らしい曲をいくつも創っていた。しかし、残念ながら
アメリカでも日本でも売れなかった。その後「人魚」が大ヒットして、
ニューヨーク時代は一種の黒歴史扱いになってしまったけど、私は今も、
CRAZY CLOUDSからI WILL CATCH Uまでの約1年間が、NOKKO
ミュージシャンとしての最盛期だったと思っている。彼女自身は、
たぶん栄光のレベッカ時代への思い入れの方が強いだろうけどね。