文化勲章予想2010

明日は今年度の文化勲章受章者が発表される。
去年は緒方貞子河野多恵子安藤忠雄の受章を予想して全部ハズレた。
今年はこの3氏のほか、蜷川幸雄氏の受章を予想しておこう。
政治的には、曽野綾子の受章もあり得る。業績は大したことないものの、
永年のライバルである瀬戸内寂聴が2006年に受章したので、権力欲の強い
曽野氏がなりふり構わぬ受章工作を水面下で行っている可能性は十分ある。
個人的には、今年も丸谷才一氏への授章を期待したい。理由は去年と同じ。
文化功労者になってからまだ日が浅いという弱点は依然としてあるものの、
井上ひさしさんの例を見ても分かるように、いくら受章する資格は十分でも、
待ってるうちに死んじゃうことがよくあるのが文化勲章のコワイところ。
受賞資格は存命の文学者の誰よりもあるのは明白なのだから、ここは前例に
とらわれずに、お元気なうちに丸谷才一氏に文化勲章をあげて欲しい。
きっと村上春樹池澤夏樹さんもそれを望んでいるはず。