真野恵里菜ファーストコンサートツアー「はじめての感動」@東京厚生年金会館

今日は待望の真野ちゃんの初コンサートツアーの初日。
さいわい朝から体調も良かったので、早めに家を出て、
タワレコスティーヴ・ライヒのCDを買い、東急ハンズ
ペンライトを買ってから、会場の東京厚生年金会館に向かった。
13時20分に現地に着くと、グッズ列はかな〜り長い。
とりあえず並んだが、暑さと列の動かなさと並び場所の
雰囲気の悪さに負けて、15分ほどで脱落。たぶん今日は
S/mileageだけで1曲歌うだろうから、そのとき脱け出して
買えばいいやと考えた。(実際、このようにして買うことができた。)
いつの間にか出来ていた入場列もまた長く、どうみても開演押すのは
間違いなかったが、万一を考えて早めに並び、25分ほどで入場。
席は20列。FC予約でチケを取ってくれたもりちゃんと連番。
ちなみに夜の部は、13列目センター1ズレ。(ヤフオクで8,250円)
結局、20分押して14時50分に開演となった。(夜も少し押した)
ステージ中央に置かれた黒いグランドピアノの弾き語りで、
マノピアノからスタート。20列だから肉眼ではほとんど見えない。
大きめのモニター(ただしやや暗め)があったので、主にそっちを見た。
真野ちゃんはかなり緊張しているようで、表情は硬く、声の調子も
良くなかった。この状態は、ほぼ前半通して続いた。
2曲目はジャスミンティー。好きな曲だが、CDに比べて歌い方に
繊細さが不足していた。次のラララ-ソソソにも同じことが言えた。
ここで加藤紀子が登場。すぐ曲紹介になり、エッグ6人も登場して、
世界は サマー・パーティ」を歌った。ここは真野ちゃんも楽しそう。
続いてカトノリと2人で朗読劇。劇の内容は凡庸でつまらなかったが、
真野ちゃんの演技(語り)には引き込まれた。このコーナーがマノフレ
DDで最も評価の分かれる部分だったのは当然だが、私は良かったと思う。
このあと真野ちゃんはいったん退場して、代わりにS/mileage
ぁまのじゃくを歌った。夜はここでグッズを買いに行った。昼は一応
見てたけど、この曲はPVの方がいいなぁと思った。S/mileageを舞台に
残して、真野ちゃんが衣装を替えて再登場。今度の衣装は赤のキティっぽい
やつで、遠目にもかわいかった。ここは各自がカトノリからの質問に答える
形で進行。質問は昼が「最近ハマッているもの」、夜は「秋になると
どうしても食べたくなるもの」。真野ちゃんの答えは、昼が「人間観察」。
夜が「柿」。4つに切った柿を家族で1切れずつ食べる。お兄ちゃんはいない
ことが多いので1個余る。それをお父さんと争奪。大抵あたしが勝ちます♪
てな話。客席の反応はやや受け程度。ちなみに、かにょんの夜の答えは
「松茸ご飯」。これには客席がどよめいた。私もどよめいた。
このあと白いマノピアノの弾き語りで「水色想い」と「この胸のときめきを」。
「水色想い」は依然として高音部が苦しい。できれば聴いて楽しみたかったが、
聴きながら自分も歌うプレイに切り替えた。期末テストのとこはケチャ実行。
このあと真野ちゃんがカトノリに質問して、それに答える形でカトノリが
真野ちゃんに軽くアドバイスするコーナー。内容は忘れました。
カトノリ退場後、真野ちゃんから「ここから後半戦ですよー!」みたいな
アナウンスがあり、森高千里の「ロックン・オムレツ」を歌った。
非オリジナル曲はこの曲のみ。個人的には「ナキムシ・ヨワムシ」のほうが
良かったが、次に歌った、同じくオールドロックンロール調の曲である
「ハッピーバースデー・ママ」への導入という意味があったのかも知れない。
2曲とも、真野ちゃんとエッグのダンスはかなりかわいかった。
続いて「はじめての経験」と「ラッキーオーラ」。この曲順によって、
盛り上がりのピークがラッキーオーラになったのはうれしかった。
はじめての経験で全力マノジャンプを何度もやったあと、ラッキーオーラ
全力PPPHをやるのはキツかったが、流れの中で気分がかなり高まってたので、
昼夜ともにほぼやり切れた。課題はラッキーオーラの長い間奏部分のノリ方。
あそこは自分としては音楽的にかなる高まる部分なんだけど、ライブで
その高まりを的確に表す身体表現がなかなか見つけられない。気分的には
「真野ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」という長い叫びがフィットする
感じなのだが、なんとなく実行できなかった。次回は再トライしてみよう。
ここで本編終了。アンコールは発声するつもりだったが、疲労が激しく、
手拍子のみで参加。夜は左隣の若者がイイ声で最初から最後まで発声していた。
アンコールは白のドレス風の衣装で登場。マノピアノの弾き語りで「乙女の祈り」。
真野ちゃんの歌唱は落ち着きを取り戻していたが、それでもCDの繊細さはない。
ここもサビ以外の部分は聴き、サビは一緒に歌った。後半は歌いながら高まった。
このあと真野ちゃんのMC。メジャーデビュー以来の半年を振り返ってみると、
色々な場所で歌い、多くの経験ができた。長崎では初めてあたしを見た人が
CDを買って握手会に参加してくれて「応援するよ」と言ってくれました。
と話すあたりで突然、真野ちゃんが泣き出した。このエピソードの裏には
人には言えない辛い思いがあり、それが不意に意識の表面に噴き出してきたの
かもしれない。こういう心理的に無防備なところも真野ちゃんの魅力の一つだ。
夜は熊本で歌ってるときにクモが降りてきたら、ファンの人がそれをさっと
取ってくれて、あったかいなぁと思った、というエピソードを紹介。どちらも
締めは、みなさんに何かを伝えようとしているあたしが、逆にみなさんから
力をもらいました。ありがとうございます。といった感じの話だった。
最後の曲は、応援してくれるファンに感謝するために真野ちゃんから頼んで
作ってもらったという「まつげの先に君がいる」。夜はモニターに歌詞カードが
表示されたが、歌ってる人はほとんどいなかった。この曲もPPPHできるが、
自分はもういいや感があったため、軽く手拍子しながら、真野ちゃんと、
途中から出て来たエッグのダンスを見ていた。エッグの中ではゆうかりん
特に張り切ってる感じで良かった。これは浮気ではありません(笑)
コンサ終了後、マスクをした係員がステージそでに現われ、「本人の希望で」
タッチ会形式のお見送りを行います、とアナウンスした。
並びはエッグ6人のあいだに真野ちゃんがはさまるという前代未聞の形。
てっきり真野ちゃん最後だろうと思ってロクに顔も見ずに適当に流してたら
いきなり真野ちゃんでアセった。当然会話とかはまったくなし。
夜にいたっては、真野ちゃんにそっぽを向かれてしまった。ショック(T_T)
でもそのあと、ゆうかりんと目が合ってちょっとニッコリしてもらえたので、
ハッピーエンド☆ 言うまでもなく、これは浮気ではありません。(納得)


【感想まとめ】
・弾き語りや朗読劇を含め、真野ちゃんの特長を活かした独自の構成が
良かった。マノフレならほとんどの人はこの構成に満足できるだろう。

・とはいえ、5〜6000円取ってホールコンサートをやるのに十分な力量が
今の真野ちゃんにあるかと言うと、微妙な感もある。特に弾き語りは、
ミスしないで歌い/弾き終えるだけで精一杯な感じ。ここはまだまだ
経験の積み重ねが必要な部分だろう。
真野ちゃんの歌い方が全体に繊細さを欠いているのが気になった。
ホールコンサートだから力強さを優先せざるを得なかったのかもしれないが、

曲自体が繊細な少女心理をテーマにしたものが多いだけに、粗っぽい歌唱では
楽曲の良さが十分に伝わらないのも事実。音楽の友ホールでは、ぜひもっと
しっとりした歌を聴きたい。それにはまず全力で投入しなければ。
・問題点も多い真野ちゃんだが、それも含めて、真野ちゃんの魅力には
特別なものがある。清潔感、品の良さ、感受性の豊かさ、ひたむきさ、
その他、まだ私が気付いていない魅力もいっぱいありそうだ。これからも
なるべく浮気は我慢して、残り少ないヲタ人生を真野恵里菜さんに捧げたい。