「SONGS」矢沢永吉

「やる奴はやるのよ。いつの時代も。やる奴はやる。やらない奴はやらない。」
んがぁ、懐かしい。これ見ましたよ、わたしも。たぶんYOUかな。
エーちゃんは私にとっては言わば初恋のロックンローラー
小学校3年のとき「リブヤング」でキャロルのファンキーモンキーベイビーを
聴いたのが自分のロックンロール初体験だった。ほうきのギターを弾きながら
「べいびーあんぶー、のののののののぉー」なんて歌ったのもよくある話で。
キャロルの解散ライブを見に行きたいと親に言ったら「危ないからダメ」と
言われて断念したり、「成りあがり」に感動して何度も何度も読み返したり…
という、ごくありふれたコースを私もたどってきたのであった。
しかし、別れも早かった。聴きまくった「ゴールドラッシュ」を最後に、
エーちゃんとは急速に疎遠になり、アメリカ進出以降はほとんど無縁に近かった。
ただ、今回のアルバムは原点に戻ってシンプルなロックンロールで勝負してる
と聴いたので、ちょっとだけ期待していた。だが、その期待も裏切られた。
実際、今日歌った新曲は、どれも救いようもなく退屈だった。
もうヤザワはいいな。今まで何度もそう思ったけど、今日はその最終回。
お別れの記念に「ゴールドラッシュ」を買おう。今度中古屋で見つけたら。