2009年を迎えて

東京の元日は今年も穏やかな晴天に恵まれた。
午前中近所の公園を散歩しながら、お正月っていいなぁと思った。
加齢とともにクリスマスの興奮が弱まる一方で、お正月を迎える
喜びは大きくなるように感じる。まあ、そういうもんでしょう。
今年は丑年だが、私はむしろ2009年という年回りが気になる。
古来中国では、九は窮に通じ、極めること、そして終わることを
意味したと何かで読んだ覚えがある。実際、9のつく年は、
終わりを感じさせる年が多かったように思う。
成長と革命の時代が終わった1969年。
内政と停滞の季節が終わった1979年。
消費の黄金時代と昭和が終わった1989年。
20世紀が(体感的に)終わった1999年。
そして2009年には何が終わるのだろう?
とりあえず自民党支配体制は終わりそうである。
予想を上回る規模の大地震が首都圏を襲い、その結果として、
長かった東京の時代も終わるかもしれない。
個人的には、アイドルオタクとしての活動が終わる予感がする。
今までにも何度もそう予感しては、そのたびに裏切られてきたが、
今度ばかりは本当に引退できそうだ。まあ、それも無理はない。
dream、ボンブラ、Ski、初期ハロプロ等の成功体験を引きずり、
執拗に楽曲のクオリティにこだわり続ける自分のような人間が、
コミュニケーション重視の今のアイドル界で淘汰されるのは当然で、
ほとんど必然ですらある。ここ1〜2年、コミュニケーションの方でも
自分なりに努力してはみたものの、いい結果は出せなかった。
こうなった以上は、開き直って原点である楽曲重視に立ち返り、
それに固執できるだけ固執してみるのもいいのではないかと思う。
その結果、推せるアイドルがいなくなり、いわば楽曲主義に殉じる
形で終わりを迎えることができれば、自分としても本望だろう。


ということで、新年早々不景気な抱負になってしまいましたが、
どっちみち今年は世の中も不景気だろうから、こんな抱負もいいだろう。
とりあえず明日からのワンダコンは楽曲重視の観点から全回避すること。
例年の癖で団扇重視に走るのは厳禁。買っていいのは℃-uteうちわだけ。
間違っても真野恵里菜うちわなどを買ってはいけません。エッグも納得。