Buono!「Café Buono!」を聴いて

Buono!の1stアルバム「Café Buono!」を聴いた。
結論を先に言うと、これは傑作です。素晴らしい出来。ほとんど名盤。
キッズ関連ではBerryz工房の「1st 超ベリーズ」以来、ハロプロ全体でも
藤本美貴の「MIKI(1)」、松浦亜弥の「ファーストKISS」、
安倍なつみの「一人ぼっち」と並ぶトップレベルの完成度と思う。
すでにネットは絶讃の嵐状態のようだが、それも当然でしかない。
なんと言っても収録曲12曲、すべて良い曲で捨て曲がないのがすごい。
ということで、珍しく全曲レビューをやってみたい。
1.Café Buono!
ハードめのモータウンビートで疾走感あふれる曲調。
Qlairのテーマ」には及ばないものの、ユニットのテーマソングとしては
ボンブラの「We're B3」に匹敵する良い出来。間の手のセリフがかわいい☆


2.泣き虫少年
アルバム中もっともロックな曲。雅ちゃんのボーカルがパワフルでいい。
サビは激アツ。この曲は絶対ライブで聴きたい。ノリたい。燃えたい。


3.恋愛ライダー
ここにこの曲を入れたのは正解。前曲からのつながりで熱気が持続する。
ライブでもこの曲順でやって欲しいな。死ぬほど疲れそうだけど。


04.ホントのじぶん
この曲もこの順番がぴったり。改めて良い曲だなぁと実感。
ここまでがPart 1って感じ。


05. バケツの水
このアルバムの勝因の1つは地味な曲がどれも良いこと。
この曲も地味だけど、3人の声がよく聴こえたり、サビがかわいかったり、
コーラス(担当桃子)がきれいだったりの佳曲。


06. ガラクタノユメ
内省的な歌詞のまじみな地味曲。愛理と雅のソロパート、そして
サビのユニゾンがきれい。アレンジはもうちょっとソフトでも良いかも。


07. Internet Cupid
笑っちゃうほど露骨にPerfumeなデジタルポップ。
曲の質はPerfumeに及ばないが、メンバーのかわいさではBuono!
控えめに見積もっても3億倍勝ってるのは事実。この曲は振付が楽しみ。


08. Last Forever
淡くせつない感じの卒業ソング。南野陽子の「春景色」など数少ない例外は
あるものの基本的に卒業ソング不感症の私なので、感動までは行かず。
この曲は雅ちゃんがコーラスを入れている。なかなかきれいです。


09. こころのたまご
地味な曲が続いた後の箸休め的ポジションとしての9曲目か。
久しぶりに聴いたけど、やっぱいい曲だなあ。


10.星の羊たち
アルバム中いちばんレトロというか歌謡曲風な曲。
と思ったら、作曲が筒美京平だったりする。うーむ。
この曲は愛理がコーラス。ソロパートでも愛理の歌声を堪能できる。


11.ロックの神様
タイトルを見て反射的に宍戸留美を思い出しちゃうようなおじさまでも
十分納得できるであろう快調かつかわいいロックチューン。
Bメロおよびサビがかなりアツイ。この曲もぜひライブで聴きたい。


12.君がいれば
いかにもアルバム最後の曲って感じの王道バラード。
最後にもう一度、3人の歌声とボーカルの魅力を再認識させられる。
曲の出来としては普通に良いという程度なれど、ライブで聴くと
思わず号泣しちゃいそうな雰囲気がただよってるのも事実。要注意。


「ネオ正統派」というキャッチフレーズで登場したのはChocolove
だったが、このフレーズはBuono!にこそふさわしいと思える。
良い楽曲、かわいいメンバー、そして何より、嗣永桃子鈴木愛理
夏焼雅の3人がアイドルとしてだけでなく歌手(ボーカリスト)としても
まともに扱われ、それぞれの個性や魅力をきちんと発揮しているところが
正統派ユニットの正統たるゆえんである。そうでなくちゃ!


ということで、2008年はBuono!の年になりそうだ。良かった良かった♪