2年前のAKB48劇場

昨日は私のAKB劇場デビュー2周年の日だった。
2006年1月7日に初めて私は劇場でAKB48のライブを観たのであった。
そのときのレポが旧もとすき日記に残っていたので、かなり長いですが、
全文を転載しておこう。


初めてのAKB48劇場
オープンを知った時から行きたいと思ってたAKB48劇場に昨日ようやく行けました。
12時5分に現地に着いて整理券番号46。12時30分定刻に開場。仕切りは普通。
4列目センター1ズレを確保。椅子席は70くらいあって立ち見スペースは広め。
ただし太い柱が左右に一本ずつ立っていてこれが激しく邪魔。
12時45分ごろ知り合いの根本さんが来て隣に座る。根本さんはこの日が4回目らしいが
「今日は客少ないですねぇ。今までで一番少ないよ。」とのこと。それでも椅子席は
ほとんど埋まり、立ち見客もいたから地下アイドルの現場風の寂しさは全くない。
1時ちょうどにライブ開始。最初の方は観察モードでいこうかとも考えていたが、
全員(1人欠席で19人)可愛い衣装で出てきて歌いだすと、瞬速でAKBの世界に
引きずりこまれてしまった。
「キターー!」というより、もっと即物的な、「うわぁー!」みたいな感じ。
曲は軽快そのもの、客も前3列はフリ真似つきの完全なヲタノリ。楽しい。
3曲歌ったところで一人ひとり自己紹介。結構トシいってる子が多い。
若いメンバーは喋りがうざい感じの子が多いが、カワイさのレベルは普通。
声もみんな普通。いわゆるアニメ声の子は1人もいなかった。
その後、先に自己紹介を済ませてハケてた5人が衣装を替えて登場し、
「スカート、ひらり」を披露。5人のうち前田敦子ちゃんだけ動きが激しく、
スカートの中身が見えてしまった。でも僕の嫌いな紺ブルマだったので萎え。
あっちゃんだけでも見せパンは白かピンクにしてもらいたい(強い要請)。
そのあと2〜4人のメンバーが代わるがわる登場して地味めの曲を歌うコーナー。
ここでは3人でオトナっぽく「キスはダメよ」を歌う浦野一美がなかなか良い感じ。
それが終わるとまたMC。ここは高橋みなみ前田敦子の2人が仕切る。
客とのかけ合いもあり、客がヒドい反応をすると2人で「プンプン」とかやったりして、カワイイ。
そのあとCDデビュー曲にもなる「桜の花びらたち」を全員で歌う。
曲も良いし、パフォーマンスも華やかである。客のフリ真似はウザイが、
真似しやすいフリなので仕方なし。
もう一曲歌ったあとアンコール。ちゃんと客が発声するので寒くはならないが、
この日は出てくるまで結構長かった。
衣装をAKB48のTシャツに着替えて全員再登場。
AKB48」という彼女たちのテーマソングを歌う。
サビではコブシを挙げてかなり盛り上がる。
最後にもう一度「スカート、ひらり」を歌って終わり。
終わるとすぐ客が出口に向かって駆け出す。これは終演後、
メンバー全員が入場扉の所でお別れの挨拶をするのを好ポジションで見るためらしい。


全体の印象としては、期待通りに良かった、という感じだった。
特別かわいい子はいないものの、ひどいブスもいなくて、粒が揃っている。
ちなみに公式サイトの顔画像はヒドく、あれよりはみんなずっとまとも。
ただし、トシいってるメンバーは、それなりに使い込み感もある。
一番かわいいのは、明らかに、前田敦子ちゃん。これはもう別格って感じ。
そしてまたいかにもようすけさんが推しそうな感じ(笑)
二番手グループは、高橋みなみ板野友美小嶋陽菜大島麻衣あたりか。
このうち板野友美は師匠が推してるようだが、いかにもそういう感じ(笑)
個人的には、森ちゃんも推してる高橋みなみちゃんが一番イイと思ったが、
みなみちゃんには「あたしこの路線でいいのかな・・」的な迷いが感じられるのがやや難か。
AKB48の前にホリプロスカウトキャラバンにエントリーしてた前歴から見ても、
こういうモーニング娘。系の路線に心底からコミットすることは難しいはずで、そのへんの
迷いが顔に出てしまっている。逆に前田敦子にはこの種の迷いが見えないので、
そのぶん光って見える。ハロプロキッズで言えば嗣永桃子タイプ。
といっても勿論、桃子ほどあざとくはないですがぁ(笑)

メンバー、楽曲、衣装、振付、舞台演出、どれをとっても及第点で、
終始楽しく観ることができた。とはいえ、全ての楽しさが想定内で、驚きや感動はなかった。
本質的に新しいものにしかハマれない性質の私にとって、表面的にしか新しくないAKB48は、
好きにはなれても愛することは出来なさそうなグループである。
でもそれはそれでオッケー。これからも、メディア展開やリリースものの質を見ながら、
適当に付き合っていくことになるでしょう。


おニャン子クラブ以来のグループアイドルの良い所をうまぁくブレンドした感じなので、
おニャン子モモコクラブ乙女塾、制服向上委員会、南青山少女歌劇団チェキッ娘
モーニング娘。のどれか一つでも過去にハマったことのある人ならとりあえず大きく
失望させられることはないだろう。ただし、モーヲタに関して言えば、上述のとおり
真のエースがいないため、安倍なつみ天使説信奉の初期モーヲタ、あるいは
藤本美貴至上主義の現役ヲタといった、突出したエースを必要とする個人崇拝志向の
モーヲタは失望リスクが比較的大きいと言えるかも知れない。
逆にこんこん推しの5期DDとか、亀井絵里推しの5/6期DDとかはすんなりAKB48の世界に
入っていけるだろう。
実際行ってみれば、必ずしも早い者勝ちの現場というわけでもなかった。
しかし、チェキッ娘下川みくにの時のように、実質エースの前田敦子が早い段階で卒業する
ような展開になると、結果的に「遅い者負け」の現場になる可能性はないとは言えない。
なので、勝ち負けを気にするタイプのヲタは早めのチェックが吉だろう。
そんな感じです。(引用終り)



まず何と言っても、土曜の昼公演を開演1時間前に行って4列目で観れてた事実に驚く。
思わず「ああ、あの頃は良かったなぁ」とか言いたくなる。公演の内容に関しては、
前田敦子ちゃんを嗣永桃子にたとえてるあたりに観察の浅さが見受けられるものの、
全体的にはまずまず正しく観ていたなぁというのが、読み返してみての感想なり。
「早い者勝ちの現場ではない」という言い方で、AKBが中長期的に発展していきそうな
雰囲気を感知していたのも、我ながらマトモだったと思う。今でこそスゴイ人気だけど、
この頃はまだAKBなんて海のものとも山のものつかない感じだったのだ。今では
代表的AKBヲタの1人であるばか師匠さんも、この時点では「Skiヲタが多すぎて、
雰囲気悪いと思われ」てな理由で様子見モードだった。後半ガイド的な記述が長いのは、
そうした様子見気分のヲタを意識してのことである。一方、私と同じSki流れである
ゆたかの君は最初期から参入し、最初から明確にAKB支持の姿勢を打ち出していた。
この日自分で観て、「さすがゆたかの」と感心したことを憶えている。
何がどう「さすが」なのかは、長くなるので省略しますが。
適当に付き合っていくつもりだったAKBと思いのほか疎遠になってしまったのは、
この約ひと月後に9nineと出会ったためである。AKBと違って9nineは、私にとって
愛せるグループだったので、そちらに力を注いでしまったのだった。
その9nineからは私のイチ推しだった加藤瑠美さんが脱退。今年はまた新曲を
リリースするなど、新たな動きがあるようだ。AKBも今年は新展開があるだろう。
どちらも良いグループなので、今年も両者のさらなる活躍に期待して行きたい。