キャナァーリ倶楽部 in 立教大学学園祭

今日はキャナァーリ倶楽部立教大学新座キャンパスの学園祭に出演した。
学園祭好きの自分にとっては、今月もっとも楽しみなイベントの一つ。
11時半ごろ現地に到着すると、昨日にも増して客が少ない。しかも、
少ないだけでなく、明らかにいつものキャナイベとは客層が違う。
ステージ上ではリハが進行中で変なねーちゃんが何やら元気に歌っており、
客もそこそこ盛り上がっている。なんだこりゃ?と思って、入口で貰った
パンフレットをよく読むと、出演者はキャナァーリ倶楽部だけではなく、
いずれも聞いたことないアイドル(?)3人も出ることになっており、しかも、
司会の1人がリトル☆レンズ高橋美之まであった。あちゃー>_<
キャナのイベントと見せかけて、実は地下アイドル祭りかよー。
てっきりキャナだけで1時間やるものと盲信していた地下嫌いの自分は、
この時点でかなーり敗北の予感。AKBの三重を回避して書泉12時からの
南沢奈央へ行っている根本さんから「南沢の集客約80人」というメールが
届いたこともあり、こりゃおいらも南沢奈央ちゃんへ行くべきだったか…
と、まるでDDのようなことを考えてしまった。反省、反省。
そうこうしてるうちにキャナァーリのメンバーがリハのために、
ステージの脇に集まってきた。昨日の楽屋はいつになくスベり気味の
雰囲気だったらしいが、今日はいつものようにみんな楽しそうだった。
ただ、えりーなだけが1人カヤの外。マスクをしていて、どうやら風邪らしい。
私も含め、見ていたキャナヲタの間から、心配の声が上がっていた。
リハーサルは1曲フルで歌った。(曲名失念) リハの時はいつもそうなのかも
しれないけど、おがまなが眼鏡をしてない。メガネなしのおがまなは
メガネをかけたおがまなの少なくとも100倍はかわいいと思う。納得。


ちょっと押して12時10分過ぎぐらいにイベントが始まった。
MCは2人。高橋美之じゃない方は「さとみん」こと林紗登未
初めて見たけど、顔は美形なのに口調や雰囲気はヲタちっくで、
AKBで言えば小嶋陽菜、Bibusで言えば早美あいっぽい人。
出演者のトップバッターは、Aira Mitsuki
公式サイトのトップ画像と同じ赤い衣装で登場。
楽曲は流行りのエレポップ。芸風はズバリ「ひとりPerfume」。
エレポップもすっかり世間に定着したため、初期(インディーズ時代)の
Perfumeが露骨に発散していた「ウチらSPEEDに憧れて芸能界入ったのに、
なんでこんなワケの分からない音楽やらされてんの?」的な疑問や不満は
さすがに感じられない。楽曲のクオリティも、Perfumeと比べて
さほど遜色のない高レベルにあると、エレポップ好きの私には思えた。
ただ、エレポップは本質的にも現象的にも極めてポストモダン的な音楽で、
パフォーマーの複数性(非個人性)が暗黙の条件となるため、ソロは不利である。
この点を克服すれば、Perfume同様、意外な上方展開もあり得そうなアイドル、
というかアーティストであった。がんばれ、Airaさん。
次は、「さくらさくらこ」という人。弁護士目指して大学で勉強しながら
アイドルもやってるという、よく分からない人。曲は古典的アイドルポップス。
サビで私の隣にいた地下ヲタ軍団が派手にマワりだした。よしなさい(笑)
この後、高橋美之がひとりで歌った。なんか周りに危険な空気が漂いだしたため、
とっさに後方へ避難した。「君子リトレンヲタに近づかず」というよく知られた
格言を実践したまでだが、今日は暴れる人はいなかった。ノリは派手だったが。
続いてmimikaという人が登場。私の到着時にリハで歌ってたのがこの人だった。
なんか妙にノリノリで、曲のサビで客がいっせいにタオルを振り回すという、
異常なパフォーマンスも見られた。情況はまさに地下アイドル祭りモード一色で、
本当にこの後キャナァーリ倶楽部が出るのかどうかさえ疑わしく思えるような
地下臭いっぱいの雰囲気だったが、結果的にはこの地下ムードがプラスに作用した。


12時45分ごろ、ようやくキャナ登場。衣装は昨日と同じ青いやつ。自分はセンター、
4.5列目ぐらいの身分相応のポジションを確保することができた。
1曲目は青春万歳!、続いてReadySteadyGo。キャナヲタによるフリ真似ベースの
いつもの応援に、地下ヲタ軍団のヲタ芸ベースの騒がしいノリがプラスされ、
客席は一種異様な盛り上がり。それを感知したキャナメンも、いつも以上の
ハイテンションで歌い踊っていた。そう、学園祭ライブはこうでなくちゃ!
昨日はえりーなロックオンだったが、今日はポジションもまあまあ良いので、
ステージ全体を見ることにした。で、この見方のときはいつも感じるのだが、
みっきーのダンスは素晴らしい。18歳でこの体のキレは驚異的ですらある。
さすがニコモノ時代に虎南有香先生の下で厳しい修行を積んだだけのことはある。
て、なんだそれ(笑)
いい流れで自己紹介MCへ。今日のテーマは「秋と言えば」。お答えは下記の通り。
あゆべえ 温泉の秋
うっちぃ 読書の秋
えり〜な マラソン大会が近いのでスポーツの秋
みっきー カメラの秋
おがまな ギターを始めたいので音楽の秋
おっきゃん 好き嫌いをなくしたい秋
りっぽん  料理の秋
いくっち 徹夜で勉強したことがないのでやってみたい秋


その後、おがまなとあゆべえを除く6人でDream on dreams、
そのあとまた8人でSWEET&TOUGHNESSを歌った。スイタフでは、
感動的なコトがあった。おがまなの長いソロパートを今日はセンターで
歌ったので、私のほぼトイ面に来た。ここは凝視プレイかと思った瞬間、
背後に殺気を感じた。振り向くと、なんと、数多くのヲタが四方八方から
おがまなに熱いケチャを捧げているではないか! 私はすぐに前へ向き直り、
ケチャが直接おがまなに届くように身をかがめた。さすが元ドリヲタ、良心的だ。
その後、進行がだいぶ押してたようで、感想MCはあゆべえが代表して言うことに。
場所を間違えて立川と言いそうになるミスはあったものの、無難にまとめた。
ところが、隣のうっちぃが状況を把握しておらず、いつものように自分も
感想を言い始めてしまう。メンバーと一部の客に指摘されてやめたが、
なんとなく最後まで事情を分かっていなかったっぽいところが、
いかにもうっちぃらしくて、かわいかったとさ☆
最後にピカピカ!を歌った。メンバーは、えりーなも含め皆ハイテンションを
維持しており、客も振りマネとヲタ芸が入り交じりつつ盛り上がる。
私はたまたま振りマネエリアとヲタ芸エリアの中間ぐらいにいたため、
成り行き上、両方を適当に交えてノる形になった。それで十分楽しかった。
こういう日は握手会でのメンバーの反応も良いだろうなあとは思ったが、
昨日の失敗が実はかなり痛かったので、今日は安全策を取ることに決定。
かなーり後ろ髪を引かれつつ、そそくさと撤収した。


約1時間のイベント中、色々あったけど、結果的には、コアなキャナヲタと
誰でも大好きなイカれた元気な地下ヲタのパワーとの相乗効果によって、
かつてなく楽しい現場になった。南沢奈央に行かずキャナーリに来てよかった。
はっきりそう言い切れる、かなーり良いイベントであった。めでたし、めでたし☆


最後に一言。これだけは言っておきたい。




キャナァーリ倶楽部は、地下アイドルじゃなぁーーーい!!




あー、スッキリした(笑)