dreamファンクラブ会報インタビュー

dreamのファンクラブLive your dreamsから会報が届いた。
今号には、dreamからDRMへの名称変更に関連した、
メンバー全員のインタビューが載っている。
これがなかなか面白いので、一部を転載しておこう。


●dreamからDRMへ名前が変わるわけですが、
メンバーの心境っていうのはどんな感じなの?

橘佳奈:dreamからDRMに変わるって聞いた時は正直複雑で。
まず“DRM”って何?って思ったし、7周年を期にっていうのも
わかるんですけど、とりあえず疑問だらけで。これからどうしようって
それぞれが考えていた時だったから、そのお話を頂いた時はホント
びっくりしました。でも今はすごく前向きに考えています。(中略)
名前が変わることによって、もっと自分たちでも行動を起こさなくては
行けないなってチャンスを与えてくれたと思うんです。
新たな私たちを見せられるという点では、すごくいいタイミング
なんじゃないかなって思ってます。

●みんなの心境はどうだった?

高本彩DRMになるって聞いた時は、ホント驚いたのが一番でしたね。
dreamじゃなくなるの?って。でもこれがあったおかげで、自分の中でも
すごく考えることができたんです。DRMになって何が変化するんやろ?
自分たちはどう成長しなければいけないんやろ?っていうことを真剣に
考えたし、とにかく疑問がいっぱいあって、でもそれを考えて行く中で、
答えもたくさん出てきたし、こういう風にして行きたいなっていう
イメージも見えてきました。DRM頑張って行こうって今は素直に思えますね。

●今が成長の機会なんですね。

中島麻未:そうですね。佳奈ちゃんや優ちゃんよりはdreamとして活動
してきたのは短いですけど、それでも拒否反応というか、dreamって
名前に愛着もあったし、メンバーは変わらないのに名前だけが変わるって
すごくイヤやなぁって思ってたんです。スタッフさんから
「これからの為に変えて行くんだよ」って言われた後でもまだやっぱり、
「dreamって名前でやって行けばいいやん!」って思ってました。
でも何度も話し合いを重ねて行くうちに、すごくスタッフさんが
dreamのことを考えてくれているのがわかったし、自分たちでも
現状ではダメだって思ってたんで納得することができたんですよ。
今まではアイドルグループってことでターゲットも絞られてきてたけど、
DRMでもっと多くの人にアピールできるチャンスや、大人になって行く
私たちをちゃんと認識してもらうためにも、必要なことやなって思います。
子役の人が子役をずっと続けられないのと同じで、私たちも今が勝負なのかなって。
阿部絵里恵:ウチはそこまでの拒絶反応はなかったんですよ。ただ、
自分も加入して5年目になるし、長い期間エイベックスに居て結果が
思うように出せてなかったんで、変な話、解散とかになっても
おかしくないじゃないですか? でも、このタイミングでdreamを
変えて行こうとスタッフさんが考えてくれてるってことは、
すごくプラスなことなんじゃないかなって思います。

●dreamは愛されてますよね。

絵里恵:そうですね。みんながいろんな意見を出し合うってことは今までも
少なからずあったけど、今回ほどではなかったので、みんなが意見を
交わし合うってこと自体が、dreamへの愛情なんだなぁって感じました。

●優ちゃんは?

長谷部優:結成からdreamって名前でやってきてるっていう
気持ちもあるし、7年もやってきて“自分=dream”だって思ってたから、
名前が変わるってことも考えたこともなかったし、
dreamで当たり前だったから、ショックって言うよりも
不思議な感じがしましたね。「DRMって何?」みたいな。
それに名前が変わることで淋しい気持ちももちろんありましたし。
だけど、冷静に考えてみたら、確かに今までは7人組で色んな人から
アイドルグループだと思われてたと思うんですけど、
メンバーも学生だったりとかもしたし、
若いグループが頑張ってるなってイメージだったと思うんですよ。
3人時代のイメージが残ってる人も多いですしね。だけど、まだdreamを
知らない人たちもたくさんいて、それが淋しい部分でもあったんで、
もしかしてdreamでやるってことに限界があるのかなって思ってたんです。
で、DRMになるということで、もっといろいろ戦略を考えられると言うか、
今までとはまた違ったアプローチができると思ったんです。
ひとりひとりやりたいこともあるし、いろんな可能性がすごく
広がったんじゃないかなって。

●メンバー間で話し合った時に、賛成派/反対派ってあったの?

佳奈:噛み砕き方の違いって人それぞれあると思うし、
それが苦手な子がいたら、先に噛み砕いた子が説明したりしてましたね。
でも一人が「イヤ」って言ったらDRMってダメなんですよ。
それはもちろんdreamでもそうだったし。みんなが納得をして、
初めてひとつのものを作り上げて行く力が溢れてくると思うんです。
だからメンバー同士でも話し合いはしてて、初めは疑問だらけだったものが、
徐々にスタッフの愛情やこれからの可能性を考えて、
ちゃんと切り替わって行けたんです。

●「自分が納得できなければdream辞める」って思った人は?

:辞めるっていうのはなかったですね。
麻未:方向性というか、
「これからこうしていきたいからこうなります」っていう事やったから、
その目標が自分たちの目標だったし、名前が変わることに対して疑問はあっても、
活動を続けて行くことに関してはプラスになるってわかってたんで、
そういう気持ちはなかったです。

●では最後に、DRMとしての目標をひとりずつお願いします。

佳奈:今後の一番近い目標としては、
歌をもっともっと聴かせられることですね。
コーラスをどう綺麗に響かせられるかとか。歌に重点を置いて頑張って行きたいですね。
:存在感やパワーのあるグループになっていきたいですね。
7人が揃ってると「おお!」って思ってもらえるような。(中略)
本格的なアーティストとしての部分を見せていければって思います。
:今までにないような感覚をみんなに感じてもらえるように、
ボイストレーニングだったり、いろんなアーティストを見て刺激を受けたりしているんで、その部分の成長を見てて欲しいです! 
dreamがあったからこそのDRMであり、dreamが一歩進んだものがDRMなので、
ファンのみんなにも一緒に一歩進んでもらって、
ずっと一緒に楽しんで貰えたらうれしいです。
絵里恵:自分自身の目標は、楽しく歌を歌うことですね。
今までは歌もコーラスも「ハマらなかったらどうしよう」とか
そういう気持ちが全面的に自分の中にあったんですけど、
DRMになると、個人個人に任されることも多くなると思うので、
怖がるんじゃなくて、楽しんで歌うことが一番だなって思ってます。
麻未:今までは歌に関しても佳奈ちゃんとか優ちゃんに任せてた部分があったんですけど、
これからはひとつひとつの作業に関して責任感を持って、ちゃんとやって行きたいと思います。
大人として、社会人として、みんなに甘えることなく頑張って行きたいです!
西田静香:ひとりひとりでも7人でも、それぞれの形で楽しめるように。
そしてもっともっとコミュニケーションをとって、自分たちでどんなことができるか、
何を発信したいのかってことをキチンと考えて行けたらなって思います。
山本紗也加:今までdreamを知ってた人にも知らなかった人にも
「新しいグループが出てきた」って思ってもらいたいです。
今までの歴史を捨てるのではなく、そこからDRMという7人グループが生まれたんだってことを、
新鮮に捉えてもらえるとうれしいですね。

●ではメンバーを代表して佳奈ちゃん、優ちゃんから、ファンのみんなにメッセージを!

佳奈:きっとたぶんみんなも
「なんでdreamって名前じゃダメなの?」って疑問があると思うけど、
でも「DRMになって良かったね」って思ってもらえる自信があるんで、
期待しててください!
:ずっと応援してくれてた人には、
淋しい気持ちもあると思うんですけど、DRMになったことによって、
私たちも大人になれたと思うし、もっともっと可能性が広がったと思っているので、
これからも末永く見守っていてくださいね。


・・・うーん、そう言われるとオジサンつい期待しちゃうなぁ(笑)
今の自分にとってdream(DRM)は、言わば「別居中の古女房」という感じですが、
決して憎くて別れたとか愛想が尽きて別れたわけではなく、単に飽きが来て別れたに
過ぎないので、なにかしら新しい要素を出してきてもらえると、ヨリが戻ってしまう
可能性および危険性は十分あるわけです。ボンブラが特に名前も変えることなく
新鮮な活動を続けてくれてて、そのお蔭で長くファンでいられてうれしいので、
できればDRMにもこのへんで惚れ直したいような気がしないこともない今日この頃。
とりあえずは6月に出るミニアルバムを待つしかないけど、さて、どうなりますか。