2018年08月21日(火)

夏の甲子園大会は、大阪桐蔭高校が優勝した。

第100回全国高校野球選手権大会第16日は21日、
甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭(北大阪)が15安打の猛打で
金足農(秋田)を13--2で下し、史上初2度目の春夏連覇を達成した。

先発は“二刀流”の根尾ではなく、前日準決勝で155球完投したばかりの
エース・柿木がマウンドに上がった。柿木は連投の疲れも見せず
初回から飛ばした。菅原、佐々木、吉田を3者凡退に封じる
最高の立ち上がり。3回に佐々木の右犠飛で1点を失ったが、
その後も力投。9回を投げ2失点完投で胴上げ投手となった。

打線は金足農の150キロ右腕・吉田の立ち上がりを攻めた。
宮崎が死球で出塁、青地の右安打で無死一、三塁と好機をつかむ。
中川、藤原が三振も根尾の死球で2死満塁とすると、石川の打席で吉田が暴投。
三塁走者が生還し先制。直後に石川が右中間2点適時二塁打を放ち
初回に3点を奪った。

4回には宮崎が左越え3ラン。5回は根尾がバックスクリーンへ
今大会自身3本目となる2ランや、藤原の2点適時打など打者一巡攻撃で
一挙6点。奮闘するエース柿木を援護した。

西谷浩一監督(48)は春夏通算15回の甲子園出場で55勝。
PL学園の中村順司監督を抜き監督最多となる甲子園7回目の優勝を飾った。

大阪桐蔭のみなさん、優勝おめでとうございます!

期待した接戦にはならなかったが、大阪桐蔭が圧倒的な強さを見せつけて
大勝したので満足。勝つべきチームが勝ったという納得感に包まれて、
いい気持ちで見終えることができた。高校野球の神様に感謝します。

【今日の試合結果】

大阪桐蔭13--2金足農

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約2週間にわたって見てきた夏の高校野球が終わってしまった。
これでもう来年の夏まで見られないと思うと、地味に寂しい。

私が高校野球をちゃんと見始めたのは、アイドルオタクを卒業した後だから、
今年でまだ4年目。年を追うごとに興味の度合いが高くなってきている。
世間的にも高校野球の人気は上がってきてるようで、今年は史上初めて、
観客動員数が100万人を超えたとのこと。なんでそんなに人気なんだろう。

私が思うに、高校野球の魅力は、若さ、健全さ、躍動感、メジャー感である。
健全さは爽やかさと言ってもいい。また、スポーツだからドラマと違って、
人間による演出がないため、純粋に感動できる。これだけポジティブな要素を
併せ持つエンターテインメントは、今の日本に高校野球ぐらいしかないと思う。
しかも全試合地上波テレビとインターネットで生中継され、課金は一切無し。
こんなにコストパフォーマンスの高いエンタメもまた高校野球だけだろう。
スポーツビジネス全盛のこの世の中で、高校野球はあり得ないくらい安価で
オープンなエンターテインメント及びテレビコンテンツとして存在している。
そう考えると、高校野球はもはや日本の宝と言ってよいのではないだろうか。

数年前までは「アイドルこそが最高のエンターテインメント」と信じて
疑わなかった自分が、今ではアイドルより高校野球の方が好きになっている。
そのことに一抹の寂しさがないと言えば嘘になるけど、こういう嗜好の変化に
逆らうのは愚かなこと。これもヲタ卒の代償の1つといさぎよく割り切って、
また来年の選手権大会を楽しみに待ちたい。来年は横浜高校が優勝しますように。