モーニング娘。@パシフィコ横浜(15:00〜)

今日は横浜へモーニング娘。のコンサートを見に行った。
チケットは後から決まったTPDを優先した森ちゃんからの貰いもの。
森ちゃんからは「多分つまんないよ」と釘を刺されていたが、
実際見てみると、思ってたよりは楽しかった。

去年の今頃、八王子で見たときに比べると、まず歌とダンスが
目に見えて上達していた。去年はあまりのダンスの下手さに、
見ててイライラしちゃったけど、今年はそういう場面はなかった。
特に上手い人もいない代わりに大きな穴もなく、よく揃っていた。

歌唱も全体的に良くなった。歌上手いのは鞘師ちゃんと小田ちゃんだけ、
という先入観があったが、まーちゃんやフクちゃんも結構歌えていた。
道重さゆみでさえ、そんなにヒドいというほど下手ではなくなっていた。
みんなちゃんと練習して向上してるんだなあという、素朴な感動があった。

一方、思っていた以上にダメだったのは楽曲。今回はベスト盤を引っ提げての
ツアーということで、本来なら私のような部外者でもそこそこ楽しめる、
ヒットシングル中心のセットリストになるはず。ところが実際はそうではなく、
アルバム曲やカップリング曲が多かった。そしてそれらがことごとく凡曲だった。
最近のEDM系のシングルはそれなりに楽しめたものの、そのへんの曲にしても、
しょせん良いのは音だけなので、生で聴いて高まるところまではいかない。
唯一高まりらしきものを感じたのは、鞘師ちゃんのパワフルなボーカルだけだった。

全体の印象としては、良くも悪くも商品化を徹底したコンサートという感じ。
良く言えば安心して見ていられるけど、肝心の「音楽の喜び」みたいなものが、
メンバーからもお客さんからも全くと言っていいほど伝わってこないため、
どこか空虚な楽しさに感じられた。音楽の喜びはライブの本質的な要素であり、
PASSPO☆やドロシーのライブには当たり前のように存在している。今日見た
モーニング娘。のコンサートには、その当たり前の要素がなかった。
モーニング娘。も、楽曲さえもっと良くすれば、今のメンバーでももっと
充実したコンサートが出来るのではないかと思う。そう思いながら、
人に感動を与える力の無いつんく楽曲にこだわる不毛さを改めて実感した。
もとすき、どこまでもつんく曲嫌いな男である。納得しなくてええねんで(笑)