私の楽曲履歴書(12)

小学3年の頃、私はロックンロールというものと出会った。
キャロルの「ファンキーモンキーベイビー」を聴いたのだ。
それはとびきりカッコ良く、とびきり楽しい音楽だった。
学校ではクラスメートの田代くんや加島くんと一緒に、
よく掃除の時間にほうきをギターに見立ててキャロルの
真似をして盛り上がった。AKB世代あるある(笑)

この曲が最初のロックンロールで良かったなと思うのは、
かっこ良さと楽しさが無理なく共存していたから。
「ロックだけじゃダメだ。ロールの方が大事なんだ。」という、
キース・リチャーズの有名な言葉がありますが、こういう思想を
理屈抜きで納得できるのは、私の場合キャロルのおかげだと思う。
逆に言うと、ルー・リードのようなあんまり楽しくないR&Rの
良さが分からないのもキャロルのせいということになりますが、
差し引きすれば大幅にプラスなのは確実。深く感謝しております。