今日の試聴

Absolute POLYSICS
POLYSICS待望のnewアルバム。今回は「絶対的傑作」とか
「今までで一番の完成度」とか前評判が高かったため、いつも以上に
期待していた。で、実際聴いてみたら、いつもと同じだった(笑)
ポリらしさ全開なのは本当で、その意味では確かにAbsoluteなんだけど、
でもそれ言ったら、前作だって前々作だってAbsoluteだったような。
しかし要するに、これがPOLYSICSなのだ。私が10年来期待してきた
「ひと皮むけたPOLYSICS」などというものは、単なる私の幻想なのだ。
「新作良かったら武道館も行っちゃおうカナ☆」 などと甘い夢を見た
私が馬鹿だった。POLYSICSへの恋は永遠に片思いで終わりそうである。
残念。本当に残念。


こっこさんの台所
Coccoのnewミニアルバム。こちらはiTunes Storeでの先行配信や
Mステですでに見聞きしていて、良い出来なのは分かっていた。
良い出来なんだけど、なんかつまらない。クムイウタやRainingや裸体や
陽の照りながら雨の降るのような のような魂を揺さぶる激しさがないからだ。
「一番新しいのが一番凄まじくないとロックンロールとは言えない。」
そう言ったのは (SUBRINA HEAVENの頃の←)チバユウスケだった。
この言葉はもちろん真理でも真実でもないただの思い込みに過ぎない。
でもそれはたぶん世界で最も正しい思い込みだと私は思う。
いつかまたCocco(やチバ)がロックンロールを聴かせてくれる時が
来るだろうか? 無理かもしれないけど、私は期待します。たぶん最期まで。