芥川賞予想

今年上半期の芥川賞および直木賞の候補者が発表された。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008010700008&j1
芥川賞川上未映子が最有力か。
個人的には好きな作風ではないが、面白い才能&キャラなのは確かだし、
こういう華のある新人を世に出したがる傾向が文春にはあるからだ。
ここ数年芥川賞は地味な受賞者が続いて話題性に欠けてきてることもあり、
たとえ積極的に推す選考委員は少なくても、文春が川上で押し切ると見た。
直木賞の方はよく分からないが、とりあえず佐々木譲馳星周がまだ
候補に挙がっている事実に驚かされる。馳星周が名作「不夜城」で
デビューしたのは1996年。なんと12年も候補であり続けているのだ。
馳星周の今回の候補作「約束の地で」は私もちょっと立ち読みしたが、
今までに比べて文章がかなり良くなっていた。できればこのへんで
直木賞をあげたいところなれど、取れない人はとことん取れないのが直木賞
結局は馳星周も生涯無冠で終わるかも知れない。彼ならそれも似合うけど。