2019年8月22日(木)

今日は甲子園の決勝戦が行われる。履正社vs星稜。試合開始は午後2時。

猛暑が去り、雰囲気的にはすでに大会が終わってしまった感もあるが、

最後はしっかり盛り上がりたい。いい試合になりますように。

 

いい試合だった。接戦で内容も充実。最後まで緊張感あった。

試合の構図は、基本的には、奥川投手vs履正社打線。

奥川投手は、球は走っていたものの、100%の調子ではないように見えた。

対する履正社打線は奥川くんのピッチングをよく研究してるように見えた。

とにかく、甘い球は見逃さない。打たれた後、奥川くんがマウンドで

「しまったぁ」という顔をする場面が何度かあった。

履正社は守備も堅かった。まさに鍛え抜かれたチームだ。

心情的には星稜に勝たせたかったけど、原則として、

高校野球は強いチームが勝つべきだと思うので、この結果には納得。

履正社のみなさん、優勝おめでとうございます!

www.nikkansports.com

 

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今大会を振り返ると、打高投低の印象が強い。

これはもうずいぶん前から言われていることだが、

今年は特に強く感じた。背景にはバットの進化があるらしい。

一部では木製バットへの回帰を求める声もあるようだが、

私は金属バットの打撃音が好きなので、現状通りを支持します。

 

印象に残った選手は奥川恭伸くんぐらい。去年の金足農業のような、

学校全体として印象に残るチームはなかった。プロのスカウトからは

「今年は不作」の声が出ているらしい。さもありなんである。

とはいえ、別にプロ級の選手がいなくても、いいチーム同士が

対戦すれば面白い試合になることも改めてよく分かった。

むしろそういう地味な好ゲームにこそ高校野球の醍醐味がある。

これも今年初めて感じたことではないが、再認識できた。

総じて、テレビコンテンツとしての夏の甲子園大会の魅力は

まだまだ大きいと言える。来年は東京オリンピックと重なるが、

私はたぶん高校野球の方を重点的に見てしまう予感がする。

 

一方、反省点は、履正社に注目できなかったこと。

大阪桐蔭が好きなので、なんとなく関心を向けにくかったのだが、

今日見ただけでも、いい感じの選手が何人もいた。

特に3回に逆転ホームランを打った井上広大選手はワタクシ好み。

たぶんプロでも会えるとは思うけど、できれば高校生のうちに、

というかこの大会中にもっと見ておきたかった。チト残念。

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付記:松井秀喜さんのコメントが素敵だったので転載しておきます。

 

 結果は残念でしたね。見ていましたよ。決勝戦だけではなくて、インターネットで全試合見てました。でも、仕方がないです。勝者と敗者が必ず出てしまうのが野球です。履正社とお互いに精いっぱい戦って、負けたわけですから。決勝戦も非常にいい試合でした。7回の同点劇の攻撃なんか、素晴らしかった。チームとしては、奥川君を中心とした、まとまったチームに見えました。守備も良かったし、打線は苦しんでいましたが、智弁和歌山戦以降、爆発しましたね。今までの星稜だったら、智弁和歌山に負けて終わり。甲子園での死闘は必ず敗者になった。あの試合に勝てたことは、今までの星稜の歴史を変えてくれたと思います。令和元年、101回目の甲子園で、何か新しい歴史が始まる感じがしました。

 林監督については、選抜大会以降、彼も大変だったと思う。(謹慎の)2カ月間、野球を離れて、彼も自問自答し、新たな出発をしてここまで来られたことは、素晴らしいですし大きな財産になったと思います。でも、ここで優勝できないのが星稜。母校のそういうところも大好きです。何か新たな宿題が残った感じですね。また、新たなチャレンジをして全国制覇を狙ってもらいたいですね。ただ目標は全国制覇かもしれませんが、星稜高校野球部のモットーは、あくまでも、野球を通しての人間形成です。それが校訓である「社会に役立つ人間の育成」につながっていくと考えています。

 後輩たちのプレーにたくさん感動させてもらいました。林監督はじめ選手の皆さん本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

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がーん、これは予想外の展開。朱里さんは大丈夫なのかあああああ。